令和の改元で新聞記事に多く登場した大学、1位は東大

 平成から令和の改元に際し、新聞記事にもっとも多く登場した大学は「東京大学」187件であることが、内外切抜通信社が2019年11月29日に発表した調査結果より明らかとなった。

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時代の節目の新聞記事に多く登場した大学TOP5
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 平成から令和の改元に際し、新聞記事にもっとも多く登場した大学は「東京大学」187件であることが、内外切抜通信社が2019年11月29日に発表した調査結果より明らかとなった。

 平成から令和の改元に際し、全国紙5紙の全記事を対象に教授など大学関係者の解説・コメントをクリッピングして集計。調査は新元号が施行された2019年5月1日の前後2か月ずつ、3月1日から6月30日の期間、朝日新聞・毎日新聞・読売新聞・日本経済新聞・産経新聞の各東京最終版を対象に実施。取得記事数は2,054件。

 大学数は延べ330校にのぼり、国内780大学のうち4割以上の大学が解説・コメントで全国紙紙面に登場している。大学別の合計件数は、1位「東京大学」187件、2位「慶應義塾大学」104件、3位「早稲田大学」87件、4位「京都大学」68件、5位「大阪大学」45件。5位以下は僅差のため上位の4大学が突出した結果となり、中でも1位の「東京大学」は2位の「慶應義塾大学」に約1.8倍の差をつけてトップとなった。

 媒体別でも朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、日本経済新聞の4紙で「東京大学」が1位となったが、産経新聞では「大阪大学」が1位となった。総合ランキングで2位から4位の「慶應義塾大学」「早稲田大学」「京都大学」は、媒体によって順位が入れ替わる結果となった。「政治」「国際」「経済」「社会」「教育」「医療」「自然・科学」「文化・芸術」の8つのジャンル別にみても、「東京大学」は「国際」以外のすべてで1位を獲得しており、「国際」ジャンルの記事件数は「慶應義塾大学」につぐ2位となった。

 記事に登場した大学関係者は延べ1,507名。個人別の集計では、京都産業大学名誉教授(日本法制史)の所功氏が1位となった。内外切抜通信社は、4月から5月にかけて改元に関する記事が紙面を賑わせたことで、人文科学を専門分野とする教授のコメントが多く求められたようだと分析している。

◆時代の節目の新聞記事に多く登場した大学TOP10
1位「東京大学」187件
2位「慶應義塾大学」104件
3位「早稲田大学」87件
4位「京都大学」68件
5位「大阪大学」45件
6位「名古屋大学」42件
7位「神戸大学」41件
8位「中央大学」37件
8位「東北大学」37件
10位「関西大学」36件

《桑田あや》

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