京大ウィークス2025、全国の観測所や天文台・ラボ公開

 京都大学の多様でユニークな教育研究を支える施設の特別公開イベント「京大ウィークス」。2025年は11月8日までの期間、北海道の研究林から鹿児島の火山観測所など全国26施設で講演会、体験実験、自然観察会など、知的好奇心を刺激する魅力いっぱいのイベントが開催される。

教育イベント 小学生

advertisement

京大ウィークス2025
京大ウィークス2025 全 4 枚 拡大写真

 京都大学の多様でユニークな教育研究を支える施設の特別公開イベント「京大ウィークス」。2025年は11月8日までの期間、北海道の研究林から鹿児島の火山観測所など全国26施設で講演会、体験実験、自然観察会など、知的好奇心を刺激する魅力いっぱいのイベントが開催される。

 京都大学には、北海道から九州まで全国に数多くの教育研究施設があり、それぞれの地域で「京都大学の窓」として親しまれている。京大ウィークスは、これらの施設における公開講座、講演会、施設公開などを一定期間に集中して実施する特別企画。2025年は6月7日から11月8日までの期間に、全国26施設で開催する。

 夏休み期間のイベントをみてみると、熊本県の火山研究センターが7月25日~27日に「一般見学会&文化財見学会」を開催するほか、宮崎県の宮崎観測所が8月10日に「見て聞いて楽しく学ぼう! 京大ウィークス2025 宮崎観測所 × 宮崎公立大学」、岐阜県の飛騨天文台が8月23日に「飛騨天文台特別公開」などを開催する。

 このうち、地震・地殻変動に関する研究拠点である宮崎観測所のイベントは、学術交流に関する協定を締結した宮崎公立大学とのコラボ企画。研究者による講話や質問コーナー、観測坑道の見学や逃げトレアプリの説明など「見て、聞いて、学べる」イベントを実施する。対象は小学生以上で、参加費は無料。定員は午前200名、午後30名。申込締切は7月31日となっている。

 イベントの最新情報は各施設のWebサイトで確認できる。事前申込制のイベントが多く、定員に達し次第、申込みを締め切る場合や、締切が間近となっている場合もあるため、早めの確認・申込みをお勧めする。

◆京大ウィークス2025
開催期間:2025年6月7日(土)~11月8日(土)
※日程・対象・定員・申込方法など施設ごとに異なる

<2025年度開催スケジュール>
北海道研究林「秋の自然観察会」10月4日(土)
飛騨天文台「特別公開」8月23日(土)
飛騨天文台「自然再発見ツアー」9月24日(水)~26日(金)
ヒト行動進化研究センター 犬山キャンパス「一般公開」10月25日(土)
信楽MU観測所「見学ツアー」10月11日(土)
流域圏総合環境質研究センター「施設見学会」10月18日(土)
生態学研究センター「一般公開:学校で習わない生き物の不思議」11月8日(土)
宇治川オープンラボラトリー「公開ラボ:災害を起こす自然現象を体験する」10月18日(土)
宇治キャンパス「キャンパス公開」10月18日(土)~19日(日)
附属農場「京大農場オープンファーム」10月25日(土)
芦生研究林「一般公開自然観察会」11月1日(土)
上賀茂試験地「秋の自然観察会」10月25日(土)
花山天文台「特別公開」11月8日(土)
複合原子力科学研究所「アトムサイエンスフェア講演会」10月18日(土)
複合原子力科学研究所「アトムサイエンスフェア実験教室」10月26日(日)
阿武山観測所「特別公開:地震・防災研究の最前線」10月12日(日)~13日(月・祝)
瀬戸臨海実験所「公開ラボ・施設見学:白浜の海の自然と発見」10月18日(土)
潮岬風力実験所「大気観測の実体験」11月8日(土)
紀伊大島実験所「本州最南端部の環境を学ぼう」11月3日(月・祝)
岡山天文台「特別公開」10月25日(土)
徳島地すべり観測所「施設公開」11月1日(土)
徳島地すべり観測所「ジオツアー」11月2日(日)
徳山試験地「周南市・京都大学フィールド科学研究教育研究センター連携公開講座」10月18日(土)
火山研究センター「一般見学会&文化財見学会」7月25日(金)~27日(日)
地球熱学研究施設「ライトアップ」10月31日(金)~11月1日(土)
地球熱学研究施設「施設公開・講演会」11月1日(土)
宮崎観測所「見て聞いて楽しく学ぼう! 京大ウィークス2025 宮崎観測所 × 宮崎公立大学」8月10日(日)
幸島観察所「幸島野生ニホンザルの観察会」11月3日(月・祝)
桜島火山観測所「観測施設見学会」7月26日(土)※調整中

《川端珠紀》

advertisement

【注目の記事】

この記事の写真

/

advertisement

特集