【インフルエンザ19-20】全都道府県で増加、最多は北海道

 厚生労働省は、2019年11月25日から12月1日までのインフルエンザ発生状況を発表した。定点あたり報告数は5.52となり、前週の3.11より増加。全47都道府県で前週の定点あたり報告数より増加がみられた。

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 厚生労働省は、2019年11月25日から12月1日までのインフルエンザ発生状況を発表した。定点あたり報告数は5.52となり、前週の3.11より増加。全47都道府県で前週の定点あたり報告数より増加がみられた。

 インフルエンザは、発生動向把握のため、全国約5,000か所の医療機関から、患者数が毎週報告されている。インフルエンザの定点あたり報告数は、2019年第48週(11月25日から12月1日まで)が5.52で、前週の3.11と比べて増加した。

 都道府県別に見ると、定点あたり報告数は「北海道」が16.76ともっとも多く、「青森県」15.48、「石川県」10.52、「富山県」10.42、「宮城県」9.23、「福島県」8.29、「広島県」8.22、「山口県」7.73、「神奈川県」7.08、「熊本県」6.61、「新潟県」6.44、「福岡県」6.3、「東京都」6.17、「山形県」6.15、「埼玉県」5.84、「長崎県」5.69、「愛知県」5.48、「鹿児島県」5.43、「宮崎県」5.24、「滋賀県」5.15が続いた。全47都道府県で前週の定点あたり報告数より増加した。

 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約18.4万人(95%信頼区間16.4~20.4万人)となり、前週の推計値(約10.6万人)より増加した。年齢別に見ると、0~4歳が約2.3万人、5~9歳が約6.0万人、10~14歳が約3.5万人、15~19歳が約0.7万人、20代が約0.8万人、30代が約1.4万人、40代が約1.8万人、50代が約0.9万人、60代が約0.6万人、70代以上が約0.4万人。

 全国の保育所、幼稚園、小学校、中学校、高校の休業施設数は、休校が18施設、学年閉鎖が201施設、学級閉鎖が714施設で、いずれも前週より増加した。

《工藤めぐみ》

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