大阪府立高校で生徒の個人情報を記載した記録簿を紛失

 大阪府は2020年1月10日、府立西野田工科高校で生徒の個人情報が記載された記録簿を紛失する事案が発生したと発表した。同校では1月8日、全校生徒に対し謝罪と経緯説明を行い、保護者あてに謝罪の文書を配付している。

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 大阪府は2020年1月10日、府立西野田工科高校で生徒の個人情報が記載された記録簿を紛失する事案が発生したと発表した。同校では1月8日、全校生徒に対し謝罪と経緯説明を行い、保護者あてに謝罪の文書を配付している。

 紛失したのは、生徒の出欠状況などを記載する記録簿。記録簿には、2年生1クラス39名分、3年生1クラス30名分の「学年・組・出席番号・名前」「授業の出欠状況」「提出物の有無」「考査などの点数」が記載されていた。

 大阪府の発表によると、2019年12月17日に教員が記録簿を自席の机上に置いたまま帰宅。12月19日に記録簿が無いことに気づき職員室などを捜索したが見つからず、12月24日に管理職に報告した。12月25日、管理職が教育庁に報告。12月26日から2020年1月7日まで、全教職員で職員室や実習を行う教室など校内全体を捜索したが発見できなかった。

 府立西野田工科高校は1月8日、全校生徒に対し謝罪と経緯説明を行い、保護者あてに謝罪の文書を配付。1月11日に保護者説明会にて謝罪と経緯説明を行ったという。

 記録簿を鍵のかかる引出しに保管していなかったことが紛失の原因。府立西野田工科高校では校内研修などにより同事案を共有し、教職員の個人情報の管理・取扱いに対する意識を高めるとともに、個人情報を含む文書は鍵のかかる引出しに保管するなど、適正管理を徹底する。教育庁においては、全府立高校に同事案を周知し、個人情報の適切な取扱いについて改めて注意喚起を行うとしている。

《外岡紘代》

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