東京都教委、教職の魅力をSNS発信…教員採用受験者確保へ

 東京都教育委員会は2020年1月15日、教員採用候補者選考の受験者確保に向け、教員を目指す大学生らを対象としたPR活動を強化すると発表した。TwitterなどのSNSを活用し、教職の魅力や東京都の働き方改革などについて、マンガや動画で情報発信していく。

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東京都教育委員会配信のマンガ(イメージ)
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 東京都教育委員会は2020年1月15日、教員採用候補者選考の受験者確保に向け、教員を目指す大学生らを対象としたPR活動を強化すると発表した。TwitterなどのSNSを活用し、教職の魅力や東京都の働き方改革などについて、マンガや動画で情報発信していく。

 東京都教育委員会によると、2019年度(2020年度採用)の東京都公立学校教員採用候補者選考は、応募者1万2,271人、受験者1万378人。応募者数、受験者数ともに過去10年間でもっとも少ない状況だった。

 そこで、教員採用候補者選考の受験者を確保しようと、1月15日からTwitterを活用した情報発信を開始した。おもな対象は、教育を目指す大学生、これから将来の職業について考える高校生、幼稚園や民間企業などからの転職を考えている人など。

 情報発信の内容は、東京都公立学校の現職教員が児童・生徒との実際の関わりの中で得た感動エピソード、失敗から学び成長した実体験、東京都における働き方改革の取組み、東京都の施策など。1月15日は、東京都教育庁人事部選考課のTwitterにおいて、「子どもたちからのプレゼント」と題したマンガを配信。子どもの成長を間近で見ることができる教師の喜びを描いている。

 東京都教育委員会では今後、さらなる受験者層の掘り起こしをねらって、幼稚園教諭経験者が短期で小学校免許を取得できる方法なども発信していく。

《奥山直美》

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