【高校受験2020】都立高入試、田園調布と大森で実施ミス

 東京都教育委員会は2020年2月21日、2020年度(令和2年度)東京都立高等学校入学者選抜(第一次募集・分割前期募集)学力検査における誤りについて公表した。田園調布高校では問題冊子配布の遅れ、大森高校では検査時間の誤りがあったという。

教育・受験 中学生
東京都教育委員会
東京都教育委員会 全 3 枚 拡大写真
 東京都教育委員会は2020年2月21日、2020年度(令和2年度)東京都立高等学校入学者選抜(第一次募集・分割前期募集)学力検査における誤りについて公表した。田園調布高校では問題冊子配布の遅れ、大森高校では検査時間の誤りがあったという。

 2020年度東京都立高等学校入学者選抜(第一次募集・分割前期募集)は、全日制171校の募集人員3万399人に対して、受検人員は4万30人。受検倍率は1.32倍だった。学力検査は2月21日に行われており、合格発表は3月2日に実施予定。

 今回公表されたのは、いずれも2月21日に実施された学力検査における誤り。田園調布高校では第3時限(午前11時20分から午後0時10分まで)の「英語」学力検査で、11検査会場のうち1会場(受検者38人)において、監督者が受検者2人に対して問題冊子を配布しないまま、英語学力検査のリスニングテストの放送が開始された。受検者の申し出を受けて問題冊子を配布したが、リスニングテスト冒頭の日本語による説明が行われている途中となった。

 大森高校では第4時限(午後1時10分から午後2時まで)の「社会」学力検査で、5検査会場のうち1会場(受検者16人)において、定められた時刻よりも5分早く検査を開始させた。検査時間は50分であるため、当初の検査終了予定時刻より検査を5分早く終了させるべきところを10分早く終了させたことから、当該検査会場における検査時間は45分となった。

 両校とも、採点後に受検者全体の状況などを把握したうえで、当該受検者が不利にならないように対応するとしている。

《外岡紘代》

【注目の記事】

この記事の写真

/

特集