東京都教委、北米に留学中の都立高生を3月末までに帰国へ

 東京都教育委員会は2020年3月19日、「次世代リーダー育成道場」事業で留学中の都立高校生への対応を公表した。新型コロナウイルス感染症が拡大していることから、北米に滞在している生徒の安全を確保するため、3月末までに帰国させ、プログラム修了を認定する。

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 東京都教育委員会は2020年3月19日、「次世代リーダー育成道場」事業で留学中の都立高校生への対応を公表した。新型コロナウイルス感染症が拡大していることから、北米に滞在している生徒の安全を確保するため、3月末までに帰国させ、プログラム修了を認定する。

 「次世代リーダー育成道場」は、留学にチャレンジする都立高校生等を支援するプログラム。事前授業で海外生活や現地の高校で学ぶために必要な知識・技能を身に付け、留学を通して見聞を広め、次代を担うリーダーとしての資質・能力を磨く。留学期間は約11か月。

 現在、北米地域(アメリカ・カナダ)には54校・99人、オセアニア地域(オーストラリア・ニュージーランド)に68校・98人の計197人が留学している。

 当面の対応として、北米地域に滞在している99人には安全を確保するため、3月末までに帰国させ、留学プログラムの修了を認定する。アメリカ(アリゾナ)への留学期間は2019年8月2日~2020年6月5日、アメリカ(ミシガン)・カナダへの留学期間は2019年8月29日~2020年7月2日を予定していた。

 また、オセアニア地域に滞在している98人の生徒については、現地の受入機関と緊密に連絡を取り、滞在国の状況等に変化が生じた場合は、速やかに対応する。現時点では帰国の予定はない。オセアニア地域には2020年1月24日から留学を実施し、約2か月が経過している。

《田中志実》

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