緊急事態宣言後の道府県立学校、岩手と和歌山で授業継続
新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大されたことを受けて、文部科学省は2020年4月20日、道府県立学校の臨時休業の状況を取りまとめて公表した。岩手県と和歌山県の一部を除く全道府県立学校が臨時休校を決めている。
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文部科学省
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政府による新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言は、4月7日に東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・福岡の7都府県を対象に発出。その後、4月16日に対象地域を全国に拡大した。
今回公表したのは、4月16日の緊急事態宣言を受けて臨時休業を決定した道府県立学校の状況について、4月19日時点で取りまとめたもの。市町村立学校の臨時休業の状況については現在調査中だという。
授業を実施している学校があるのは、岩手県と和歌山県のみ。全国で唯一、感染者の報告がない岩手県では4月16日に緊急事態宣言が出される前に県立高校1校の臨時休業措置を決めているが、そのほかの学校では授業を継続している。和歌山県では、東牟婁地域の4校を除く全県立学校が臨時休業している。
このほか、北海道・青森県・島根県・岡山県・愛媛県は4月20日から、秋田県・福島県・京都府・高知県・佐賀県・宮城県は4月21日から全道府県立学校の臨時休業を決定。4月22日からは長崎県と鹿児島県、4月27日からは鳥取県でも県内すべての県立学校を臨時休業とする。
それ以外の都府県は、4月16日時点ですでに全都府県立学校の臨時休業を決めている。なお、奈良県では臨時休業措置を講じないものの登校は求めないこととし、静岡県では県立特別支援学校の施設併設の分校1校が教育活動を実施している。
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