小中高など91%が臨時休校(4/22時点)文科省調査

 文部科学省は2020年4月24日、新型コロナウイルス感染症対策のための小中高校などの臨時休業状況について、調査結果を公表した。4月22日正午時点で、休校している学校は全体の91%、臨時休校の実施を決定している学校を含むと94%であった。

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4月22日現在臨時休業を実施している学校の割合(全国)
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 文部科学省は2020年4月24日、新型コロナウイルス感染症対策のための小中高校などの臨時休業状況について、調査結果を公表した。4月22日正午時点で、休校している学校は全体の91%、臨時休校の実施を決定している学校を含むと94%であった。

 4月16日に緊急事態宣言の対象地域が全都道府県に拡大されたことなどを受け、臨時休業措置は全国に広がっている。収束が見通せない中、東京都では都立学校を5月7~8日も休校とすることを決定。愛知県や茨城県、群馬県、岐阜県などは県立学校の臨時休業期間を5月31日まで延長することを決めている。

 今回の調査は、国公私立の幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高校、中等教育学校、特別支援学校、専修学校高等課程について、新型コロナウイルス感染症対策に関する臨時休業の実施状況を4月22日正午時点で取りまとめたもの。

 調査結果によると4月22日現在、臨時休業を実施している全国の学校は91%。4月22日正午時点では実施していないが、臨時休業の実施を決定している学校を含むと、94%にのぼる。

 臨時休業を実施している学校を国公私立別にみると、国立98%、公立93%、私立82%。学校種別では、幼稚園74%、小学校95%、中学校95%、義務教育学校95%、高校97%、中等教育学校100%、特別支援学校96%、専修学校高等課程93%。

 都道府県別でも4月22日正午時点の実施状況を公表している。東京都や埼玉県などが全学校種で100%である一方、4月27日から休校予定とした鳥取県は全学校種で0%であるなど、自治体によっても状況が異なっている。

《奥山直美》

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