読書感想文コンクール2020年の課題図書…小学校は計12冊

 全国学校図書館協議会と毎日新聞社は「第66回青少年読書感想文全国コンクール」を開催する。応募者の年齢は満20歳まで。応募者の在籍する校種によって、応募を5部10区分とする。締切りは都道府県により異なる。

教育・受験 小学生
課題図書 小学校低学年の部(一部)
課題図書 小学校低学年の部(一部) 全 3 枚 拡大写真
 全国学校図書館協議会と毎日新聞社は「第66回青少年読書感想文全国コンクール」を開催する。応募者の年齢は満20歳まで。応募者の在籍する校種によって、応募を5部10区分とする。小学校は、低学年・中学年・高学年の3つの部に分かれ、それぞれ4冊の課題図書がある。締切りは都道府県により異なる。

 青少年読書感想文全国コンクールは、子どもや若者が本に親しむ機会をつくり、読書の楽しさ、すばらしさを体験させ、読書の習慣化を図るのが趣旨。より深く読書し、読書の感動を文章に表現することを通して、豊かな人間性や考える力を育む。

 対象図書は、主催者が指定した課題図書「課題読書」と、自由に選んだ「自由読書」の2種類。自由読書は、フィクション、ノンフィクションを問わない。課題図書であっても該当の部以外であれば、自由読書として応募することができる。ただし、教科書、副読本、読書会用テキスト類またはこれに準ずるもの、雑誌(別冊付録を含む)、パンフレット類、日本語以外で書かれた図書および課題図書は対象としない。

 応募者の年齢は満20歳まで(2000年4月2日以降に出生の者)。応募者の在籍する校種によって、応募を小学校低学年・中学年・高学年、中学校、高等学校の5部とし、それぞれ課題読書・自由読書の計10区分とする。

 小学生の課題図書は、低学年の部が「山のちょうじょうの木のてっぺん」「おれ、よびだしになる」「タヌキのきょうしつ」「ながーい5ふん みじかい5ふん」の4冊。中学年の部が「青いあいつがやってきた!?」など4冊、高学年の部が「ヒロシマ 消えたかぞく」など4冊。著者や出版社などの書籍情報、見どころはWebサイトで確認できる。また、試し読みも可能。

 応募は日本語で書かれた作品に限る。課題読書・自由読書それぞれに1人1編ずつ応募できる。文字数は、小学校低学年の部が本文800字以内、中学年の部と高学年の部が本文1,200字以内。作品提出は、必ず在籍校を通じて提出する。締切りは都道府県により異なる。

 入賞発表は、在籍校を通じて本人宛に通知する。同時に、2021年2月「毎日新聞」「毎日小学生新聞」「学校図書館」「学校図書館速報版」紙上で発表する。課題読書・自由読書を通じて各部1編を最優秀作品として内閣総理大臣賞を贈呈。また、在籍校には学校賞を贈呈する。

◆第66回青少年読書感想文全国コンクール
小学校の部の課題図書
【小学校低学年の部(1・2年生)】
山のちょうじょうの木のてっぺん(最上一平 作、有田奈央 絵、新日本出版社)
おれ、よびだしになる(中川ひろたか 文、石川えりこ 絵、アリス館)
タヌキのきょうしつ(山下明生 作、長谷川義史 絵、あかね書房)
ながーい5ふん みじかい5ふん(リズ・ガートン・スキャンロン 文、オードリー・ヴァーニック 文、オリヴィエ・タレック 絵、木坂涼 訳、光村教育図書)

【小学校中学年の部(3・4年生)】
青いあいつがやってきた!?(松井ラフ 作、大野八生 絵、文研出版)
ねこと王さま(ニック・シャラット 作・絵、市田泉 訳、徳間書店)
ポリぶくろ、1まい、すてた(ミランダ・ポール 文、エリザベス・ズーノン 絵、藤田千枝 訳、さ・え・ら書房)
北極と南極の「へぇ~」くらべてわかる地球のこと(中山由美 文・写真、学研プラス)

【小学校高学年の部(5・6年生)】
ヒロシマ 消えたかぞく(指田和 著、鈴木六郎 写真、ポプラ社)
月と珊瑚(上條さなえ 著、講談社)
飛ぶための百歩(ジュゼッペ・フェスタ 作、杉本あり 訳、岩崎書店)
風を切って走りたい!:夢をかなえるバリアフリー自転車(高橋うらら 著、金の星社)

《工藤めぐみ》

【注目の記事】

この記事の写真

/

特集