【高校受験2021】大阪府、公立高入試の実施要項を公表

 大阪府教育委員会は2020年10月20日、2021年度(令和3年度)大阪府公立高等学校入学者選抜実施要項を公表した。応募資格や英語資格(外部検定)の活用、受験上の配慮など全般的な事項とともに、各選抜の内容について記載している。

教育・受験 中学生
一般入学者選抜(全日制の課程)
一般入学者選抜(全日制の課程) 全 6 枚 拡大写真
 大阪府教育委員会は2020年10月20日、2021年度(令和3年度)大阪府公立高等学校入学者選抜実施要項を公表した。応募資格や英語資格(外部検定)の活用、受験上の配慮など全般的な事項とともに、各選抜の内容について記載している。

 一般入学者選抜における学力検査は、国語・社会・数学・理科・英語の5教科で、配点は各教科90点。国語・数学・英語の学力検査については、「基礎的問題」「標準的問題」「発展的問題」の3種類の問題を作成。ただし、英語のリスニングテストについては「基礎的問題」および「標準的問題」を同一問題とし、「発展的問題」は別の問題とする。

 各高校であらかじめ使用する問題を選択し、高等学校を所管する教育委員会において決定した「学力検査問題の種類並びに学力検査の成績および調査書の評定にかける倍率のタイプ」に示す種類の学力検査の問題で実施する。たとえば、北野(文理)の一般入学者選抜では、国語、数学、英語いずれも「発展的問題」を出題。倍率は、学力検査の成績にかける倍率が1.4倍、調査書の評定にかける倍率が0.6倍となる。学力検査の実施時間割は、各高校が選択した問題の組合せにより異なる。

 また、英語の学力検査においては、外部機関が認証した英語力判定テスト(TOEFL iBT、IELTSおよび実用英語技能検定を対象とする)のスコアなどを活用する。府教育委員会が定めるスコアなどに応じた「読み替え率」により換算した点数と英語の学力検査の点数を比較し、高いほうの点数を当該受験者の英語の学力検査の成績とする。

 2021年度大阪府公立高等学校入学者選抜の入試日程について、一般入学者選抜(全日制の課程/定時制の課程)は2021年3月3日・4日・5日に出願を受け付け、3月10日に学力検査などを実施する。合格者発表は3月18日。

 特別入学者選抜は、全日制の課程のうち工業に関する学科、グローバル探究科、美術科、体育に関する学科、芸能文化科、演劇科、総合造形科は2021年2月15日・16日に出願を受け付け、2月18日に学力検査、2月19日に実技検査を実施する。音楽科は2月2日・3日に出願を受け付け、2月14日に視唱と専攻実技、2月18日に学力検査と聴音を実施する。総合学科(エンパワメントスクール)は2月15日・16日に出願を受け付け、2月18日に学力検査、2月19日に面接を実施する。特別入学者選抜の合格者発表は3月1日。

《桑田あや》

【注目の記事】

この記事の写真

/

特集