TOEFL iBTテストの自宅受験、2021年以降も継続決定

 Educational Testing Service(ETS)は2020年11月6日、新型コロナウイルス感染防止の対応策として4月より実施している「TOEFL iBTテスト」の自宅受験「TOEFL iBT Special Home Edition」を、2021年以降も継続して実施すると発表した。

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自宅受験 TOEFL iBTテスト「TOEFL iBT Home Edition」
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 Educational Testing Service(ETS)は2020年11月6日、新型コロナウイルス感染防止の対応策として4月より実施している「TOEFL iBTテスト」の自宅受験「TOEFL iBT Special Home Edition」を、2021年以降も継続して実施すると発表した。

 TOEFLテストは英語能力を評価する試験として、世界の幅広い国で受け入れられているテスト。現在は150か国、1万1,000以上の機関がスコアを活用し、累計3,500万人以上がTOEFLテストを受験している。「TOEFL iBTテスト」は、大学レベルの英語運用能力の測定が可能なテストで、学業において「読む」「聞く」「話す」「書く」の4つの技能を複合的に使用できるかを測定する。

 ETSおよびTOEFLプログラムは、2020年3月(日本では4月)より新型コロナウイルス感染拡大によりテスト会場でのTOEFL iBTテスト受験ができない状況の対応策として、自宅受験「TOEFL iBT Home Edition」を導入。導入以降、これまでに163か国・地域で40万人以上の受験者が自宅受験のテストを受験しているという。

 自宅受験の継続的な実施決定を受けて、名称は「TOEFL iBT Special Home Edition」から「TOEFL iBT Home Edition」に更新される。「TOEFL iBT Home Edition」は、通常の「TOEFL iBTテスト」と同じ内容、フォーマット、画面のテストをProctorUの試験監督者によるオンライン監視のもと、受験者自身のパソコンを使用して自宅で受験することが可能。今後も、受験者自身が「自宅受験」「テスト会場受験」を選択できる体制が継続される。

 スコアは会場での受験と同じくTOEFL iBTテストの公式スコアとして教育機関などで活用可能。「TOEFL iBT Home Edition」の申込方法や受験環境に関する要件や注意事項、また試験会場に関する情報などは、Webサイトで確認できる。

《畑山望》

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