京阪神(京都市、大阪市、神戸市)の関西圏に加え、名古屋市、福岡市、広島市などの地域では、「第1志望は国公立で、私立は併願」という出願パターンが非常に多い。その際、旧帝大レベルの併願校として私立大学を探す場合、あるいは有力私立大学を本命にする場合、西日本には首都圏における「早慶上理」(早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学)クラスの入試難度の大学群が存在しないため、塾関係者からは、選択肢が限られてしまうといった悩みを多く聞く。
筆者は2024年から約2年にわたり、西日本102塾(208人)の進路指導担当者に、大学受験における志望校決定の重要キーワードを調査。膨大なデータから見えてきたのは、「偏差値」や「大学ブランド」だけではない、子供の将来を見越した複合的な要因を伴った「新基準」だった。
本稿では、「選ぶ側」(受験生・保護者)を横軸に、「進路指導を行う側」(塾関係者)を縦軸に、それぞれが重視するキーワードをまとめた最新キーワードマップ(無料会員登録後に画像および本文を閲覧できます)を独占公開。「難関大学」「上位・中堅大学」「地元小規模大学」の3つに分けて、受験校決定のリアルな基準を分析していく。

今、偏差値を追い越すキーワードは?
保護者の間で大幅に上昇、下降した意外な指標
塾側の進路指導で急伸している項目
10年後の受験界を支配するキーワード群
を予想。変化の激しい時代、偏差値や大学名だけでは見えにくい、「実際に選ばれている大学」の判断軸とは何なのか。わが子にとっての“正解“をどう見つけるべきか。208人のプロの知見が詰まった「志望校選びの新基準」をお届けする。
※調査方法:西日本102塾関係者(208人)へ大学受験で進学決定要素になるキーワードを著者(追手門学院大学客員教授、ルートマップマガジン社 西田浩史)が聞き取り調査(2024年1月~26年1月)した結果を基に作成。

