手洗い・マスクの着用は高いレベルで継続、日本生協連調査

 新型コロナウイルス感染症対策のために行っていることについて、2020年11月時点で「手洗い」「マスクの着用」は各98%と高いレベルで継続されていることが、日本生活協同組合連合会(日本生協連)が12月8日に発表した調査結果より明らかになった。

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感染症対策のために行っていること
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 新型コロナウイルス感染症対策のために行っていることについて、2020年11月時点で「手洗い」「マスクの着用」は各98%と高いレベルで継続されていることが、日本生活協同組合連合会(日本生協連)が12月8日に発表した調査結果より明らかになった。

 日本生協連は、2020年5月・7月・11月に「新型コロナウイルス感染症についてのアンケート」を実施した。アンケートは、新型コロナウイルスの流行による暮らしや購買に関する影響について明らかにすることが目的。日本生協連に加盟する全国10の生協・生協事業連合を対象に、生協組合員からの回答を集計した。有効回答数は5月が6,179名、7月が5,754名、11月が5,592名。なお、5月・7月の調査と11月の調査は質問形式が違うため、単純な比較はできないという。

 感染症対策のために行っていることについて、「手洗い」「マスクの着用」は5月・7月が各99%、11月が各98%と、どちらも高いレベルで継続されていた。特に感染リスクを減らすと言われている「部屋の換気」は、5月が88%、7月84%、11月65%と減少。「食事に配慮」「生活に配慮」も、11月は5月に比べて約半分に減少している。

 感染症対策・予防のために控えていることを聞いたところ、11月の調査では「3密の場所に行くことを控える」84%がもっとも多い。3回の調査結果を比べると、「控えていること」は徐々に減少傾向にある。7月中にGo To トラベルキャンペーンが始まり、「日帰りの旅行に行くことを控える」は5月78%、7月64%、11月42%に変化。「1泊以上の旅行に行くことを控える」は5月76%、7月69%、11月56%に変化した。

 新型コロナウイルス流行の影響により自宅ですることが増えたこととして、「食事作り(回数・作る量などが増えたなど)」「掃除」「片付け」を選択した人の割合は3回の調査で明らかに減少している。なお、「手洗い・手の消毒」はほかの選択肢と異なり、高止まりの傾向がみられた。

《外岡紘代》

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