【年末年始】初日の出、犬吠埼6時46分・東京タワー6時48分

 国立天文台とアストロアーツは、2021年の「初日の出」情報をWebサイトに掲載している。初日の出が見られる都内のスポットでは、東京タワーが午前6時48分、お台場は午前6時50分。国内でもっとも早い初日の出は南鳥島で、午前5時27分。

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2021年初日の出
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 国立天文台とアストロアーツは、2021年の「初日の出」情報をWebサイトに掲載している。初日の出が見られる都内のスポットでは、東京タワーが午前6時48分、お台場は午前6時50分。国内でもっとも早い初日の出は南鳥島で、午前5時27分。

 アストロアーツによると、日の出とは太陽の上端が見かけ上地平線(または水平線)に一致した時刻を指す。地平線近くの太陽は、大気の影響(大気差)で実際よりも浮き上がって見える。このため、実際にはまだ地平線の下にある太陽が、大気の影響がないと考えた場合と比較して4分ほど早く日の出を迎える。

 日本でもっとも早く初日の出が見られるのは、日本の東端である「南鳥島」で午前5時27分。本州では「富士山山頂」が午前6時43分(国立天文台は午前6時42分と予想)、平地に限ると千葉県の「犬吠埼」が午前6時46分でもっとも早い。

 国立天文台では、2021年の初日の出情報として、47都道府県やおもな場所の初日の出時刻を掲載しているほか、「国内の初日の出時刻のランキング」も載せている。都内のおもなスポットの初日の出時刻は、「東京スカイツリー」が午前6時46分、「お台場」が午前6時50分などとなっている。

 ウェザーニュースは、各地の初日の出の時間帯を予想する「初日の出時刻ズバリ予想」を、12月31日正午にオープン予定。雲や地形情報も加味するため、初日の出の見える時刻をより詳細に把握することができるという。また、2006年~2020年の過去15年の元旦の晴れ出現率を紹介。これによると、「東京」「大阪」「名古屋」は80%、「福岡」は40%、「札幌」は6%となっている。

 初日の出の時刻は、場所の設定や算出方法の違いなどにより、誤差が出る可能性がある。このため、アストロアーツと国立天文台が発表する初日の出の時刻も、場所によって1分程度の差が見られる。

《田中志実》

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