子どもの教育費、9割が「1歳まで」に貯蓄開始

 中学生以下の子どもがいる母親の85.9%が教育費に関して不安を感じていることが、インタースペースの調査結果より明らかになった。教育費を貯め始めた時期は、子どもが1歳までという回答が約9割を占めた。

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「子どもの教育費と児童手当」に関する実態調査
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 中学生以下の子どもがいる母親の85.9%が教育費に関して不安を感じていることが、インタースペースの調査結果より明らかになった。教育費を貯め始めた時期は、子どもが1歳までという回答が約9割を占めた。

 「子どもの教育費と児童手当」に関する実態調査は、インタースペースが運営する母親向け総合情報サイト「ママスタ」利用者で、第一子を妊娠中もしくは未就学児~中学生の子どもがいる母親を対象にアンケートを実施し、1,399人の有効回答を得た。調査時期は2020年11月16日~11月30日。

 教育費に関して不安があるか聞いたところ、「非常に不安を感じる」34.0%、「やや不安を感じる」51.9%、「あまり不安を感じない」12.1%、「まったく不安を感じない」2.1%。85.9%の母親が子どもの教育費に関して不安を感じていることがわかった。

 教育費に不安を感じている母親に対して理由を聞いたところ、「教育費がいくら必要になるかわからないから」が76.3%ともっとも多く、「収入が維持できるかがわからないから」49.3%、「貯蓄が苦手だから」27.3%、「教育費を貯めはじめたタイミングが遅かったから」9.6%などが続いた。

 教育費の貯め方に関して半数以上の回答が寄せられたのは、「学資保険に入る」54.8%、「児童手当を貯金」54.3%、「子どもへのお祝い金やお年玉を貯金」51.1%。一方、「貯めていない」という回答は2.8%だった。

 教育費を貯め始めた時期は、「0歳」が61.6%ともっとも多く、「妊娠前から」7.7%、「妊娠中」12.1%、「1歳」8.4%、「6歳以降」3.8%、「2歳」「3歳」各2.4%などが続いた。89.8%が1歳までに貯め始めていることがわかった。

《工藤めぐみ》

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