【大学受験2021】国公立大学の志願状況(最終日15時時点)前期2.8倍・後期9.1倍

 文部科学省は2021年2月5日、令和3年度(2021年度)国公立大学入学者選抜の志願状況を発表した。出願最終日である2月5日午後3時現在の志願倍率は、前期日程が2.8倍、後期日程が9.1倍、中期日程が11.1倍。確定志願状況は2月24日に発表される。

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令和3年度国公立大学入学者選抜試験日程別志願状況(2021年2月5日15時現在)
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 文部科学省は2021年2月5日、令和3年度(2021年度)国公立大学入学者選抜の志願状況を発表した。出願最終日である2月5日午後3時現在の志願倍率は、前期日程が2.8倍、後期日程が9.1倍、中期日程が11.1倍。確定志願状況は2月24日に発表される。

 2月5日午後3時現在の志願状況によると、国立(前期)は募集人員6万3,669人に対し、志願者数が16万8,981人で、志願倍率が2.7倍。国立(後期)は募集人員1万3,190人に対し、志願者数が11万1,564人で、志願倍率が8.5倍。公立(中期)は募集人員2,364人に対し、志願者数が2万6,353人で、志願倍率が11.1倍。

 国公立(前期・後期・中期)合計は募集人員9万8,920人に対し、志願者数が40万649人で、志願倍率が4.1倍。なお、前年度(2020年度)の確定志願者数は43万9,565人で倍率は4.4倍だった。

 志願倍率を学部系統別にみると、「人文・社会」4.1倍、「理工」4.0倍、「農・水産」3.6倍、「医・歯」4.2倍、「薬・看護」4.9倍、「教員養成」3.4倍、「その他」4.4倍となっている。なお、国際教養大学および新潟県立大学は、独自日程による試験実施のため含まない。

 国公立合計172大学594学部のうち、前年度(2020年度)の最終志願倍率を超過している大学・学部等は、131大学328学部等。2段階選抜の実施予定倍率を超えた大学・学部等は、45大学(65.2%)85学部等(45.7%)。

 高倍率となったのは、国立大学では前期が東京芸術大学(美術)10.8倍、後期が岐阜大学(医)27.9倍、公立大学では前期が釧路公立大学(経済)8.5倍、後期が新見公立大学(健康科)33.9倍、中期が山陽小野田市立山口東京理科大学(工)31.5倍など。

 前期日程の試験開始は2月25日から、後期日程は3月12日以降、中期日程は3月8日以降となっている。

《桑田あや》

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