【中学受験】英語入試が増加、2021年度は首都圏143校導入
首都圏の中学入試では、一般入試に英語入試を導入する学校が増えている。首都圏模試センターが2021年4月5日に掲載した記事と資料によると、2021年度入試の実施校は143校にのぼる。首都圏模試センターは導入校一覧も公表し、「英語(選択)入試」について解説している。
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首都圏模試センターが4月5日、Webサイト内の「受験情報ブログ」に掲載した「今春2021年入試では143校が『英語(選択)入試』を実施!」と題したまとめによると、2021年度の首都圏中学入試で行われた「英語(選択)入試」の実施校は、前年度から2校増の143校。内訳は、私立中142校、国立中1校。
首都圏の中学入試では、一般入試(帰国生入試以外)で「英語(選択)入試」を実施する私立・国立中学校が、2014年度の15校から2020年度は141校へと、7年間で急増している。
2021年度入試では、7校が「英語(選択)入試」を新設。市川中など5校は逆にそれまで実施していた「英語(選択)入試」を取り止めている。
首都圏模試センターでは、小学校の新学習指導要領が2020年度から全面実施され、英語が小学5年生から教科化された中で英語に親しんできた新小学6年生の子供たちが中学入試にチャレンジする2022年度入試について「実質的な『英語入試解禁元年』になるのではという見方もできる」と分析している。
このほか、「英語(選択)入試」の注目すべき点として、筆記試験を実施せず、インタビューや対話形式での面接、グループワークで交わす英会話を通して受験生のリスニングとスピーキングの力(資質)を評価する私立中学校が現れたことを紹介。英検などの資格取得で得点を加算するケースなどにも触れ、「何らかの形で英語の力が生かせる」入試は、今後さらに増加すると予想している。
公表資料では、2021年度入試で「英語(選択)入試」を導入した143校を一覧にして掲載。入試科目や英語入試の対象者などをまとめている。
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