高校サッカーのライブ配信「有料なら見ない」71%

 高校サッカーのライブ配信について、観客の71%が「有料なら見ない」と答えていることが2021年6月10日、グリーンカードの調査結果からわかった。視聴割合は保護者より高校サッカーファンが多く、調査結果から「課金はアマチュアスポーツの普及とは逆効果」と指摘している。

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 高校サッカーのライブ配信について、観客の71%が「有料なら見ない」と答えていることが2021年6月10日、グリーンカードの調査結果からわかった。視聴割合は保護者より高校サッカーファンが多く、調査結果から「ライブ配信の課金は、アマチュアスポーツの普及とは逆効果」と指摘している。

 グリーンカードは、「アマチュアサッカーに革命を起こす」をミッションに掲げ、メインメディアであるジュニアサッカーNEWSは2020年11月に月間1,200万超PVを達成。4年間にわたる少年サッカー応援団の運営を通して得た「本当に保護者に喜ばれるチームホームページ」のノウハウを生かし、全国50以上のサッカーチームをサポートしている。コロナ禍の2020年からは、試合のライブ配信と特設サイトで新しい生活様式のサッカーの楽しみ方を提示している。

 調査は、8万3,000を超える視聴数を記録した京都インターハイサッカー大会決勝戦(京都橘vs東山)をはじめ、2021年6月6日から8日に京都・福岡・福島・大分・徳島・宮崎で行われた高校総体サッカー大会県予選10試合のライブ配信中に実施したもの。ハーフタイム前と試合終了前の2回、チャットでアンケートをアナウンスした。

 調査結果によると、視聴者層は「高校サッカーファン」が50.0%を占め、「友人・関係者」32.5%、「保護者」16.3%、「スカウト」1.2%と続いた。日曜日開催の試合では、特に高校サッカ―ファンが大きな割合を占めたが、平日開催の試合でも過半数を超える結果となった。

 「有料だったら見るか」という設問に対しては、70.8%が「有料なら視聴しない」と回答。「有料でも視聴」は5.5%にとどまり、「価格によっては有料視聴」と回答した23.7%についても「希望価格は1試合500円程度を上限とする」という考え方が多数だった。

 ライブ配信当時、視聴しているデバイスは平日と休日で差が出た。平日はスマホの割合がもっとも多かったが、休日はPCやテレビ等、スマホよりも大きな画面で見ている層が多い傾向にあった。日曜日に開催された福岡県大会決勝戦では、回答者の44%が「YouTubeが視聴できるテレビで見ている」と回答した。

 調査結果を受けて、グリーンカードは「マネタイズのためにアマチュアスポーツのライブ配信に課金をすることは、広くアマチュアスポーツの魅力を提唱しよう、という普及の考え方からは逆のところにあることがわかった。これからのライブ配信は、無料配信のためにどこからライブ配信の財源を獲得するかというマーケティング方面に課題があるといえる」とコメント。調査で得られた知見をもとに、より楽しんでもらえるライブ配信を目指して尽力するとしている。

《奥山直美》

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