TOEIC国別平均スコア、日本は20位

 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は2021年8月16日、国別に2020年のTOEIC Speaking & Writingテストの受験者スコア、受験者が回答した調査結果を発表した。日本の順位は2種類のテスト、共に20位。スコア平均はスピーキングが114点、ライティングが133点。

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TOEIC(R) S&W国別平均スコア(2020年)※年間の総受験者数が50名以上の国を掲載
TOEIC(R) S&W国別平均スコア(2020年)※年間の総受験者数が50名以上の国を掲載 全 2 枚 拡大写真
 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は2021年8月16日、国別に2020年のTOEIC Speaking & Writingテストの受験者スコア、受験者が回答した調査結果を発表した。日本の順位は2種類のテスト共に20位。スコア平均はスピーキングが114点、ライティングが133点。

 TOEICのスピーキングを受験した人の特徴について、学歴(最終学歴もしくは受験時在学)でもっとも多いのは「大学卒」または「大学在学中」であった。専攻分野で多いのは「工学」「教養学」「経営学」となった。これらの専攻では、TOEICのスコアが大学の単位認定として採用されているケースが多いためと予測される。受験目的に多くあげられたのは「就職活動のため」「昇進・昇格のため」だった。社会人になる前と、社会人になった後にTOEICのスコアが必要になる場合があることがわかる。必要になった際に慌てないように、過去問を解いておくのも良いのかもしれない。

 一方、TOEICのライティングを受験した人の特徴は、受験者の72%が英語学習経験が6年以上あると回答した。受験目的に多くあげられたのは「就職活動のため」「英語学習のため」「卒業に必要なため」だった。筆記試験だけのテスト内容ということもあり、英語学習を始めたばかりの人でも気軽に受験できると考えられる。

◆TOEIC Speaking 国別平均スコア
1位「ドイツ」166点
2位「アルゼンチン」155点
3位「フィリピン」155点
4位「エクアドル」154点
5位「フランス」147点
5位「メキシコ」147点
7位「台湾」144点
8位「コスタリカ」142点
9位「イタリア」138点
10位「エルサルバドル」132点

◆TOEIC Writing 国別平均スコア
1位「フィリピン」170点
2位「ドイツ」167点
3位「アルゼンチン」166点
4位「フランス」165点
5位「コスタリカ」159点
6位「メキシコ」158点
7位「台湾」155点
8位「エクアドル」154点
9位「イタリア」151点
10位「エルサルバドル」150点

《安田萌香》

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