年末年始「帰省予定あり」15%、おせち料理は食べる?

 クロス・マーケティングは、全国20~69歳の男女2,000人を対象に「年末年始に関する調査(2021年)」を実施。年末年始の外出行動や過ごし方についての分析結果を明らかにした。

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年末年始に関する調査(2021年)
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 クロス・マーケティングは、全国20~69歳の男女2,000人を対象に「年末年始に関する調査(2021年)」を実施。年末年始の外出行動や過ごし方についての分析結果を明らかにした。

 調査は2021年12月1日~3日、全国47都道府県に在住する20~69歳の男女2,000人を対象に行われた。

 まず、年末年始の行動予定について、年末年始(2021年12月29日~2022年1月3日ころ)の予定を尋ねたところ、「自宅で過ごす」が79%でもっとも多く、「帰省先で過ごす」は15%程度にとどまった。「国内旅行、レジャー」「忘年会や新年会含む外食」は10%未満と少数だった。詳細をみると「家族や親戚と自宅で過ごす」が69%と突出しており、外出行動は全体的に低くなっている。感染力が強いとされるオミクロン株の出現により、対面をともなう外出行動を控える傾向にあることがわかった。

 次に、年末年始にする行事を尋ねたところ、「年越しそばを食べる」「年末の大掃除」「お雑煮を食べる」「おせち料理を食べる」「初詣に行く」が多く、特に「年越しそばを食べる」「年末の大掃除」は全体の50%を超えていた。また、年齢が高くなるほど、予定する行事の割合は高まる傾向がみられた。

 また、おせち料理について尋ねたところ、年始に「おせち料理を食べる」人は全体の38%だった。年代別にみると20代は25%、60代は54%と年代による差が大きかった。用意するおせち料理は、「すべて外で購入する(30%)」「半分以上購入、一部手作り(27%)」「半分以上手作り、一部購入(22%)」「すべて手作りする(12%)」となり、半分以上購入する人が57%と半数を超えていた。

 一方、おせち料理を食べない人に理由を尋ねると、「おせち料理が好きではない(29%)」「おせち料理を手配したり・作るとお金がかかる(20%)」「お正月の料理はお雑煮だけで十分だと思う(19%)」等が並んだ。年末年始は、おせち料理よりも年越しそばやお雑煮を食べる人が多いことから、手間や価格のかからない料理へとシフトしているようすがうかがえる。

《木村 薫》

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