高校生、6割以上が政治に興味あり…きっかけ1位はテレビ

 LINEリサーチは、日本の高校生を対象に政治に関する調査を実施。政治に興味をもったきっかけはテレビ等、高校生の政治に対する意識が明らかになった。

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高校生は、日本の政治にどのくらい興味がある?
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 LINEリサーチは、日本の高校生を対象に政治に関する調査を実施。政治に興味をもったきっかけはテレビ等、高校生の政治に対する意識が明らかになった。

 調査は2022年3月16日~17日、LINEを利用している日本全国の高校1年生~3年生の男女を対象にスマートフォンのWeb調査にて行った。有効回収数は998サンプル。

 最初に、高校生に日本の政治にどのくらい興味があるかを聞いたところ、「興味がある」と回答したのは全体の2割強、「どちらかといえば興味がある」と回答したのは約4割で、あわせると全体の6割以上が日本の政治に興味をもっていることがわかった。

 男女別にみると、「興味がある」と回答した男子高校生は3割弱であり、女子高校生の2割弱と比べて高い割合となった。男子高校生のほうが、女子高校生より政治に興味をもつ生徒が多いようだ。

 日本の政治に「興味がある」「どちらかといえば興味がある」と回答した高校生に、政治に興味をもったきっかけについて聞いたところ、もっとも多かったのは「テレビ」で約6割、2位以降は「学校の授業」「ニュース系サービスのサイトやアプリ(Yahoo!ニュース、スマートニュース等)」が3割台で続いた。

 次に、日本の政治に関して興味のある分野や政策を最大5つまであげてもらったところ、全体でもっとも割合が高かったのは「新型コロナウイルス対策」で3割超という結果となった。2位以降は僅差で「教育」「ジェンダー・LGBTQ+」「子育て・少子化対策」「税制度(消費税等)」が2割台で続いた。

 男女別にみても、1位は共に「新型コロナウイルス対策」であったが、2位以降は男女で違いがみられた。女子高校生では、2位以下に「ジェンダー・LGBTQ+」「教育」「子育て・少子化対策」といった、性や子供に関する分野が上位にランクイン。「女性活躍」も9位に入った。

 一方、男子高校生の2位以降は「外交・安全保障」「経済・財政」「景気・雇用」と続き、外交や経済に関する分野・政策がランクイン。女子高校生ではランキング外となった「IT・デジタル」も6位に入った。

 最後に、もし政治家になれるとしたらなってみたいと思うか聞いたところ、全体でもっとも割合が高かったのは、「まったくなってみたいと思わない」で約5割だった。「どちらかといえば、なってみたいと思わない」「まったくなってみたいと思わない」をあわせると、全体で8割弱という結果となった。

 一方で、「ぜひなってみたいと思う」「どちらかといえば、なってみたいと思う」をあわせると全体で2割強。男子高校生の1割からは「ぜひなってみたいと思う」という力強い回答が得られた。

《木村 薫》

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