法政大沖縄文化研究所50周年企画展「沖縄を知り、考え、つながる」

 法政大学沖縄文化研究所は2022年5月13日~8月26日の期間、創立50周年を記念したHOSEIミュージアム企画展「沖縄を知り、考え、つながる」を市ケ谷キャンパスの3校舎にて開催する。観覧無料、事前申込不要。

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法政大学沖縄文化研究所創立50周年記念 HOSEIミュージアム企画展「沖縄を知り、考え、つながる」
法政大学沖縄文化研究所創立50周年記念 HOSEIミュージアム企画展「沖縄を知り、考え、つながる」 全 3 枚 拡大写真
 法政大学沖縄文化研究所は2022年5月13日~8月26日の期間、創立50周年を記念したHOSEIミュージアム企画展「沖縄を知り、考え、つながる」を市ケ谷キャンパスの3校舎にて開催する。観覧無料、事前申込不要。

 法政大学沖縄文化研究所は、沖縄の施政権が日本に返還された1972年に創設され、2022年に創立50周年を迎える。今回、創立50周年記念プロジェクトの1つとして、「沖縄を知り、考え、つながる」をテーマにした企画展を5月~8月にかけて開催。法政大学市ケ谷キャンパスの3校舎を会場に、3つの展示を行う。

 HOSEIミュージアムでは「法政大学沖縄文化研究所50年の歩み」を実施。設立の経緯や50年にわたる活動、1972年の「沖縄施政権返還」と研究所との関係について紹介する。ミュージアム・サテライト市ケ谷のボアソナード・タワーでは、「首里城正殿の屋根2022」を展示。沖縄文化研究所国内研究員・石井龍太氏が企画・制作し、城西大学水田美術館で開催された「首里城正殿の屋根展」をリニューアルした内容で、2019年に焼失してしまった首里城が今後どのように再建していくのか、発掘資料、古写真、絵図等これまで蓄積されてきた首里城の歴史に関するデータをもとにその実像を探る。

 また、ミュージアム・サテライト市ケ谷の外濠校舎では、写真展「よみがえる宮古島の祭祀ー池間・佐良浜の神願い(カンニガイ)」を実施。沖縄文化研究所国内研究員・加藤久子氏が宮古の池間島・伊良部島佐良浜で1990年代に撮影した祭祀の写真を展示する。現在はもう行われていない「ムズビューイ」「カーニガイ」「リュウキュウタスキブンニガイ」といった祭祀の当時のようすを記録した貴重な写真と加藤氏の解説とともに、祭祀の流れがイメージできるような展示を行う。

 各展示の会場が異なるため、市ケ谷キャンパスを散策しながら展示を楽しむことができる。観覧無料、申込不要で誰でも見ることができる。

◆法政大学沖縄文化研究所創立50周年記念 HOSEIミュージアム企画展「沖縄を知り、考え、つながる」
期間:2022年5月13日(金)~8月26日(金)
時間:10:00~17:00(最終入場16:30)
休館日:日曜日、月曜日、祝祭日
展示内容・場所:
・法政大学沖縄文化研究所50年の歩み/九段北校舎1階(HOSEIミュージアム・コア)
・「首里城正殿の屋根2022」展/ミュージアム・サテライト市ケ谷 ボアソナード・タワー26階(スカイホール前)
・写真展「よみがえる宮古島の祭祀ー池間・佐良浜の神願い(カンニガイ)」/ミュージアム・サテライト市ケ谷 外濠校舎6階(展示スペース)
観覧料:無料
定員:なし
申込み:不要

《畑山望》

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