海洋プラゴミ問題をアートで見つめる展示会5/31-7/18

 横浜八景島は、2022年5月31日から7月18日まで、プラスチックゴミによる海洋汚染問題をアートで表現した展示「“名画になった”海 展」を開催する。会場はITOCHU SDGs STUDIO。入館料は無料。

教育イベント 小学生
“名画になった”海 展
“名画になった”海 展 全 6 枚 拡大写真
 横浜八景島は、2022年5月31日から7月18日まで、プラスチックゴミによる海洋汚染問題をアートで表現した展示「“名画になった”海 展」を開催する。会場はITOCHU SDGs STUDIO。入館料は無料。

 「“名画になった”海 展」は、ごみゼロの日(5月30日)を機に開催。展示はおもに、2つの企画で構成されている。

 第1部は、「もし、あの名画が描かれた時代が、2050年だったら?ゴミであふれた未来の海をAI技術で再現」。フィンセント・ファン・ゴッホ、ポール・ゴーギャン、喜多川歌麿、葛飾北斎、エドゥアール・リウー、馬遠(ばえん)の6名の巨匠たちが描いた海を、プラスチックゴミの量が魚の量を超えると言われている2050年の姿にアップデートした作品が並ぶ。

 第2部は、「マイクロプラスチックが舞うスノードーム『Microplastic Globe(スノードームになった未来の海)』」。マイクロプラスチックが漂う海の中と、そこで暮らす海の生きものが表現されている。ドームの中を舞うフレークは、実際に海から回収したプラスチックを使用。すでに海洋プラスチックゴミの影響が報告されているカクレクマノミやアオウミガメ等の生きものの姿を、幻想的な造形で表現している。

 2022年4月1日からプラスチックゴミに関する新法案(プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律案)が施行され、日本国内におけるプラスチックゴミの問題意識は急速に高まっている。産業活動によって排出される年間数百万トンものプラスチック廃棄物の多くは、最終的に海にたどり着き、魚をはじめ、海全体の生態系に悪影響を及ぼしている。「生きものを通じて世界に笑顔と感動を」をスローガンに掲げる横浜八景島は、海や川を脅かす深刻な問題に警鐘を鳴らすために、展示会を開催する。

◆“名画になった”海 展
期間:2022年5月31日(火)~7月18日(月・祝)
※毎週月曜日休館、月曜日が祝日の場合は翌営業日休館
時間:11:00~18:00
会場:ITOCHU SDGs STUDIO(東京都港区北青山2-3-1 Itochu Garden B1F)
入館料:無料

《海野由宇》

【注目の記事】

この記事の写真

/

特集