東京成徳大中高、海外大学50校への指定校推薦スタート

 東京成徳大学中学・高等学校は2022年度(現高校3年生)より、新たに海外大学推薦制度を導入したと発表した。QSランク38位のシドニー大学やQSランク85位のオークランド大学等、50大学との学校推薦型選抜(指定校推薦)契約を締結。ハイフレックスな進学校化を加速する。

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東京成徳大学中学・高等学校(中高一貫部)
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 東京成徳大学中学・高等学校は2022年度(現高校3年生)より、新たに海外大学推薦制度を導入したと発表した。QSランク38位のシドニー大学やQSランク85位のオークランド大学等、50大学との学校推薦型選抜(指定校推薦)契約を締結。ハイフレックスな進学校化を加速する。

 東京成徳大学中学・高等学校は2025年の創立100年に向け、全学をあげて「『成徳』の精神を持つグローバル人材の育成」に取り組んでいる。中高6年の教育課程を、各教科「ICTを活用したアウトプット型授業」の展開とし、そこに「ターム留学」「コミュニカティブな英語教育プログラム」「ゼミ形式の講座」等を連鎖的に組み込み、一貫したグローバル教育を実践することで、毎年2~3人の生徒が何らかの形で海外大学に進学しているという。

 今回、留学情報館の契約プロバイダ経由で、米・英・豪をはじめとする海外の50大学と学校推薦型選抜(指定校推薦)契約を締結。今年度の中高一貫部の6年生(高校3年生)のうち2人はもともと海外大学進学を志望していたが、この指定校推薦制度導入を機に新たに7名が選択肢として検討をはじめる等、導入初年度から進路多様化に大きな効果が出ているという。

 海外指定校大学は、北米英26大学、オセアニア21大学、アジア3大学、計50大学。おもな大学は、世界大学ランキングでもっとも信頼度が高いと位置付けられている高等教育評価機関Quacquarelli Symonds(英国)の「QS世界大学ランキング」において38位にランクインする「The University of Sydney(シドニー大学:オーストラリア)」や、QSランク85位「University of Auckland(オークランド大学:ニュージーランド)」、QSランク216位の「Arizona State University(アリゾナ州立大学:アメリカ)」等。指定校推薦入学契約を締結した50大学のうち、25大学がQSランク500位以内の大学だという。

 東京成徳大学中学・高等学校からの推薦基準は大学によって異なるが、おおむね英語力「TOEFL iBT61~、IELTS6.0~」と学内評定平均値「3.0~」を同時に満たすこと。一部の大学は、加えてエッセイ等の提出が必要な場合がある。制度の詳細については、後日、学校Webサイトに特設ページを開設予定。

 今後は、この指定校推薦制度を通じて、海外大学進学という選択肢をより身近なものとし、国内・海外という大学の所在地を問わず生徒達が志望すれば進路が叶うハイブリッドでフレキシブルな進学指導を加速させていくとしている。

《畑山望》

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