情報オリンピック、高校2年生まで参加者募集…女性部門も

 情報オリンピック日本委員会は2022年7月1日、高校2年生以下対象のプログラミングコンテスト「第22回日本情報オリンピック」の参加申込受付を開始した。最終締切は11月17日。成績優秀者は「国際情報オリンピック」ハンガリー大会へ派遣される。

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第22回日本情報オリンピック
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 情報オリンピック日本委員会は2022年7月1日、高校2年生以下対象のプログラミングコンテスト「第22回日本情報オリンピック」の参加申込受付を開始した。最終締切は11月17日。成績優秀者は「国際情報オリンピック」ハンガリー大会へ派遣される。

 日本情報オリンピック(JOI:Japanese Olympiad in Informatics)は、高校2年生までの競技プログラマー日本一を決める大会。予選・本選・日本代表最終選考競技を行い、国際情報オリンピック参加者は与えられた課題に対する性能の良いアルゴリズムを設計し、さらに、それをプログラムとして適切に実装することが求められる。

 一次予選は3回実施される。それにともない、受付期間が3つにわかれている。募集期間は、1回目が7月1日正午から9月15日、2回目が9月19日正午から10月13日、3回目が10月17日正午から11月17日。一度参加登録すればそれ以後のすべての一次予選に参加できる。参加は無料。

 応募資格は、2023年2月5日の第22回日本情報オリンピック本選競技実施時点で、高等学校、高等専門学校、中等教育学校、中学校、義務教育学校、小学校、特別支援学校に在学し、学年が高等学校2年以下であり、生年月日が2003年4月2日以降であること。

 予選(一次予選・二次予選)は、オンライン競技で、自宅や在学校のコンピュータ教室等で1人1台のPCを使用しての参加が可能。

 一次予選の競技結果に基づき全参加者に「JOI予選Bランク」と「JOI予選Cランク」のいずれかが与えられる。いずれかのJOI一次予選でJOI予選Bランクとなった人は、JOI二次予選に参加できる。使用できるプログラミング言語等の詳細は、Webサイト掲載の予選競技規則で確認できる。

 12月11日の二次予選、2023年2月5日・12日の本選、3月19日から3月23日の春季トレーニング合宿を経て、競技結果により第35回「国際情報オリンピック」ハンガリー大会へ派遣される日本代表選手が選ばれる。

 国際情報オリンピック(IOI:International Olympiad in Informatics)では、世界の約80の国・地域から高等学校3年に相当する学年以下の生徒たちが集まり、数理情報科学の能力を競う。

 その他、情報科学に取り組む女子中高生の奨励を目的としたプログラミングコンテスト「日本情報オリンピック女性部門」を同時開催しており、成績上位者にはメダルと副賞を授与する。また、成績上位者4名を2023年夏に開催予定の第3回ヨーロッパ女子情報オリンピックに派遣予定。詳細はWebサイトにて確認できる。

◆第22回日本情報オリンピック
参加申込受付期間:
【1回目】2022年7月1日(金)12:00~9月15日(木)23:00
【2回目】2022年9月19日(月)12:00~10月13日(木)23:00
【3回目】2022年10月17日(月)12:00~11月17日(木)23:00
一次予選の日程:
【第1回】2022年9月17日(土)14:00~15:20
【第2回】2022年10月16日(日)14:00~15:20
【第3回】2022年11月19日(土)14:00~15:20
応募資格:次の2つの条件を満たす人
・2023年2月5日(日)の第22回日本情報オリンピック本選競技実施時点で、高等学校、高等専門学校、中等教育学校、中学校、義務教育学校、小学校、特別支援学校に在学し、学年が高等学校2年以下(中等教育学校や高等専門学校等の在校生は高等学校2年に相当する学年以下)であること。なお、日本国内において学校以外の初等・中等教育機関に所属している人および日本国外の初等・中等教育機関に所属している日本国籍を有する人は個別に相談
・生年月日が2003年4月2日以降であること
参加費:無料
申込方法:Webサイトより申し込む

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《鈴木あさり》

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