国際数学オリンピック、灘高生は満点で金メダル

 第63回国際数学オリンピックが2022年7月6日から7月16日まで、ノルウェーのオスロで現地開催された。日本から6人の生徒が参加し、1人が金メダル、4人が銀メダル、1人が銅メダルを獲得した。

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第63回国際数学オリンピック IMO2022 ノルウェー大会の結果
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 第63回国際数学オリンピックが2022年7月6日から7月16日まで、ノルウェーのオスロで現地開催された。日本から6人の生徒が参加し、1人が金メダル、4人が銀メダル、1人が銅メダルを獲得した。

 国際数学オリンピック(IMO)は、世界各国・地域の数学的才能に恵まれた若者を見出し、その才能を伸ばすチャンスを与え、世界中の数学好きの若者や教育関係者であるリーダーたちが互いに国際交流を深めることを目的として開催されている。毎年、2日間にわたって3問ずつそれぞれ4時間半で合計6問を解く。日本は、1990年から参加を開始し、毎年6人の生徒を派遣。2022年は33回目の参加となる。

 第63回国際数学オリンピックは、7月6日から7月16日までノルウェーのオスロで現地開催され、104か国・地域から589名の生徒が参加。金メダルは参加者の約12分の1(44人)、銀メダルは約12分の2(101人)、銅メダルは約12分の3(140人)の割合で授与された。

 日本代表生徒は、沖祐也さん(灘高等学校3年)が金メダル、北村隆之介さん(東京都立武蔵高等学校2年)と新井秀斗さん(海城高等学校3年)、井本匡さん(麻布高等学校3年)、三宮拓実さん(福岡県立福岡高等学校3年)の4人が銀メダル、北山勇次さん(札幌市立札幌開成中等教育学校6年)が銅メダルを受賞した。国別順位は8位。中でも、金メダルの沖祐也さんは満点42点を獲得し、全参加者589名中、堂々の第1位に輝いた。

 なお、2021年国際数学オリンピックで沖祐也さんは銀メダル、井本匡さんは銅メダルを獲得した。

 2023年の第64回国際数学オリンピックは、20年ぶりに日本で開催される予定。

《工藤めぐみ》

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