上越特急「とき」リバイバル・リゾート気動車ラストラン…JR秋の臨時列車

JRグループは8月19日、秋の臨時列車の運行計画を発表した。注目の列車は次のとおり。

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「HEAT281」のロゴを付けた初期塗色のキハ281系。8月29日から『北斗』でこの塗色がリバイバルする。1997年頃、苗穂運転所。
「HEAT281」のロゴを付けた初期塗色のキハ281系。8月29日から『北斗』でこの塗色がリバイバルする。1997年頃、苗穂運転所。 全 10 枚 拡大写真

JRグループは8月19日、秋の臨時列車の運行計画を発表した。注目の列車は次のとおり。

JR北海道…道内を周遊する最後のリゾート気動車

9月30日限りで定期運用が終了するキハ281系特急型気動車のラストラン列車として、10月22・23日に全車指定席の『スーパー北斗』を函館~札幌間で運行。時刻は函館8時35分発~札幌12時16分着・12時38分発~函館16時37分着で、途中停車駅は東室蘭のみとなる。

この列車では試作車のキハ281-901が札幌方の8号車に連結されるが、同車はデビュー時のロゴマークである「HEAT281」と初期の塗色が施され、8月29日の『北斗5号』から連結される予定。

また、キハ281系とともに引退が発表されているJR北海道最後のリゾート気動車であるキハ183系「ノースレインボーエクスプレス」は、11月3日に札幌~函館間の特急『はこだてエクスプレス』、11月12・13日に札幌~稚内間の特急『まんぷくサロベツ』、11月19・20日に札幌~網走間の特急『流氷特急オホーツクの風』、11月26・27日に札幌~函館間を山線経由で結ぶ特急『ニセコ』として運行。いずれも全車指定席となる。

JR東日本…全線再開する只見線に「のってたのしい列車」

10月1日に全線再開となる只見線では、10月8~10・15・16・22・23にキハ110系レトロラッピング車による快速『只見線満喫号』(会津若松~只見)、10月22・23日にキハ40・48形「越乃 Shu*Kura」による快速『只見Shu*Kura』(新潟~只見)、10月29・30日にキハ48形『風っこ』による快速『風っこ只見線紅葉号』(会津若松~只見)といった「のってたのしい列車」が運行される。

釜石線では、2023年春の運行終了がアナウンスされているSL列車『SL銀河』が10・11月の延べ18日間、上下隔日で運行される。

上越線では、1982年11月のダイヤ改正で廃止された上野~新潟間の特急『とき』が国鉄特急色のE653系によりリバイバルする。運行日は下りが11月3日、上りが11月6日で、時刻は上野8時30分発~新潟13時47分着、新潟12時46分発~上野17時35分着。

大湊線では、気仙沼線でお馴染みのキハ100系「POKEMON with YOU トレイン」が『ポケモントレイン大湊号』として入線。運行日は11月3・5・6日。

JR東海…HC85系の臨時列車を増発

7月1日に高山本線の特急『ひだ』にデビューしたHC85系が10月9・10日に運行される『ひだ81・82号』に運用。同車は8月1日以降、定期列車では『ひだ1・2・4・10・15・17号』に運用されている。

JR西日本…2023年度がラストの木次線トロッコ列車

2023年度での運行終了がアナウンスされている木次線のトロッコ列車『奥出雲おろち号』(木次~備後落合)は10月1・2・7~10・14~31日、11月1~23日に運行されるが、このうち10月2・9・10・16・23・30日、11月3・6・13・20・23日は備後落合行きのみ出雲市始発で運行される。

JR九州…週末に西九州新幹線を増発

西九州新幹線関連では、特急『リレーかもめ』(博多~武雄温泉)~新幹線『かもめ』(武雄温泉~長崎)を9月23日~11月27日の金曜と土休日を中心に上下各4本(延べ上下各132本)を増発。新設の特急『かささぎ』は9月23日~11月27日の土休日を中心に佐賀発の上り1本を増発する。

また、SL列車の『SL人吉』は、9月23日~11月27日の土休日を中心とした延べ24日間、熊本~鳥栖間で運行される。時刻は熊本10時25分発~鳥栖13時21分着・15時47分発~熊本18時31分着。

上越特急『とき』がリバイバル、北海道ではキハ281系がラストラン…JRグループ秋の臨時列車

《佐藤正樹@レスポンス》

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