厚生労働省は2022年8月30日、ファイザー社の新型コロナワクチンについて、5～11歳用の3回目接種を薬事承認した。5～11歳用の3回目接種は、2回目接種から少なくとも5か月経過した後に行うことができる。
新型コロナワクチン3回目接種は、3月24日の予防接種・ワクチン分科会で、18歳以上に加え12～17歳も対象となった。
5～11歳を対象とするファイザー社のCOVID-19ワクチン「コミナティ筋注5～11歳用」は、2022年1月に医薬品医療機器等法第14条の3に基づく特例承認を取得。その後、6月22日に追加接種に係る製造販売承認事項一部変更を厚生労働省に申請し、8月30日に承認された。
5～11歳用の3回目接種は、2回目接種から少なくとも5か月経過した後に行うことができる。
有効性・安全性について、5～11歳の小児を対象とした海外の試験結果によると、3回目接種後のおもな副反応は、「注射部位疼痛」73.9％、「疲労」45.6％、「頭痛」34.0％、「筋肉痛」18.3％、「悪寒」10.5％、「関節痛」6.7％、「発熱」6.7％の順に発現率が高かった。
