最終合格者は1,403人、合格率45.52%…司法試験2022

 法務省は2022年9月6日午後4時、令和4年司法試験の合格発表を行った。最終合格者数は1,403人で、2021年の1,421人と比べて18人減少した。受験者数3,082人に対する合格率は45.52%。合格者数と合格率を法科大学院別にみると、1位はいずれも「予備試験合格者」だった。

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令和4年(2022年)司法試験合格者数トップ10 ※画像:法務省「令和4年司法試験」試験結果をもとに作成
令和4年(2022年)司法試験合格者数トップ10 ※画像:法務省「令和4年司法試験」試験結果をもとに作成 全 4 枚 拡大写真

 法務省は2022年9月6日午後4時、令和4年(2022年)司法試験の合格発表を行った。最終合格者数は1,403人で、2021年の1,421人と比べて18人減少した。受験者数3,082人に対する合格率は45.52%。合格者数と合格率を法科大学院別にみると、1位はいずれも「予備試験合格者」だった。

 司法試験は、法科大学院の課程の修了者または司法試験予備試験の合格者が受験できる。受験期間は受験資格を取得した日後の最初の4月1日から5年間。

 2022年司法試験は、論文式試験を2022年5月11日と12日、14日、短答式試験を5月15日に全国7か所で実施した。出願者は3,367人、受験者は3,339人、短答式試験の合格に必要な成績を得た者は2,494人、最終合格者は1,403人で、合格率(最終合格者数/受験者数)は45.52%であった。

 2022年司法試験の合格者数は、「予備試験合格者」が395人で最多。ついで「京都大法科大学院」が119人、「東京大法科大学院」が117人、「慶應義塾大法科大学院」と「早稲田大法科大学院」が104人。一方、合格者を出せなかった法科大学院は23校あった。

 合格者数を受験者数で割った合格率は、「予備試験合格者」が97.53%で最高となり、「京都大法科大学院」68.00%、「東京大法科大学院」60.94%、「一橋大法科大学院」60.00%、「慶應義塾大法科大学院」57.46%と続いた。

 なお、「予備試験合格者」395人を職業別にみると、もっとも多かったのは「大学生」で149人。ついで「法科大学院生」112人、「無職」57人、「会社員」38人、「公務員」21人等。最終学歴別にみると、「大学在学中」150人、「法科大学院在学中」112人、「大学卒業」68人の順に多かった。

◆司法試験合格者数トップ10
1位「予備試験合格者」395人
2位「京都大法科大学院」119人
3位「東京大法科大学院」117人
4位「慶應義塾大法科大学院」104人
4位「早稲田大法科大学院」104人
6位「一橋大法科大学院」66人
7位「神戸大法科大学院」54人
8位「大阪大法科大学院」51人
9位「中央大法科大学院」50人
10位「東北大法科大学院」27人

◆司法試験合格率トップ10
1位「予備試験合格者」97.53%
2位「京都大法科大学院」68.00%
3位「東京大法科大学院」60.94%
4位「一橋大法科大学院」60.00%
5位「慶應義塾大法科大学院」57.46%
6位「東北大法科大学院」56.25%
7位「愛知大法科大学院」50.00%
8位「神戸大法科大学院」48.65%
9位「大阪大法科大学院」45.95%
10位「早稲田大法科大学院」44.83%


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《奥山直美》

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