【中学受験2023】サピックス小学部生の動向からみる「主要志望校別・併願パターン」

 編集部ではサピックス小学部より、主要校と併願パターンの情報を独占入手。2023年度入試における主要校と併願パターンについて紹介する。

教育・受験 小学生
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 いよいよ2023年度の中学入試まで3か月ほどとなった。勉強はもちろんのこと、併願パターンをある程度固めるなど、出願の準備も着々と進めていることだろう。

 編集部ではサピックス小学部より、主要校と併願パターンの情報を独占入手。本記事で詳細を紹介する。出願準備に、また来年度以降の受験生の学校選びの際にも参考にしてほしい。

男女別主要志望校と併願パターン

 この情報は今春サピックス小学部を卒業した児童が実際に受験した併願校パターンを一覧にしたもの。セルが色付けのしてある学校を実際に受験した児童が、その他の日程でどの学校を受験したかを、上から多い順に記している。1月試験校については試験回数(試験回・日程)を表示。比率はセルが色付けしてある学校を実際に受験した児童数を基準にした割合を示している。

男子

■主要校ラインアップ<男子>: 開成、麻布、武蔵、駒場東邦、慶應普通部、早稲田、海城、聖光学院、栄光学園、本郷、筑波大駒場、浅野

女子

■主要校ラインアップ<女子>: 桜蔭、女子学院、雙葉、フェリス、鷗友学園、豊島岡、吉祥女子、洗足学園、慶應湘南藤沢、渋谷教育学園渋谷、慶應中等部

 なお、2月2日以降にも午後入試を設定している学校はあるが、実受験者数は少ないためこの表には記していない。また、女子の吉祥女子のように、入試が複数日実施される学校の場合、志望者数の多い日を掲載してある。

 これを見ると、男女ともに1月に試験を行う埼玉や千葉の入試の受験比率が高い。このことから、2月試験校の「前受け」として、積極的に埼玉、千葉の学校を受験していることがわかる。また、2月1日の午後入試や2月4日の試験は「未受験」になる割合も多いことがわかる。これは、「早い段階で合格を勝ち取れば受験する学校数が少なくなるということです」(サピックス教育事業本部本部長・広野雅明氏)。

 2023年の中学受験の動向については「【中学受験2023】コロナ禍3年目は面接実施・1月受験も回復、学校選びにも「多様性」…SAPIX」にて、サピックス小学部教育情報センター本部長の広野雅明氏に詳しく聞いている。

 リセマムではこのほかにも、中学受験塾選びに関する記事を掲載しているので、あわせて参考にしていただきたい。

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《編集部》

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