東京都教育委員会は2022年10月28日、「2023年度（令和5年度）東京都立高等学校募集案内」を公表した。都立高校を目指す受検生とその保護者に向けて、都立高等学校の種類や入試の日程、実施方法等をまとめて掲載。進学したい学校を選ぶための参考資料として活用を勧めている。
募集案内によると、全日制の学力検査に基づく入試の第一次募集および分割前期募集は、入学願書を2023年2月1日から7日まで、入学願書取下げを2月13日、再提出を2月14日に受付。学力検査は2月21日、合格発表は3月1日に行う。
全日制の学力検査は、第一次募集・分割前期募集が国語・数学・英語・社会・理科の5教科。芸術科・体育科は国語・数学・英語の3教科＋実技検査、分割後期募集・第二次募集は国語・数学・英語の3教科で実施。学力検査に加えて、面接、小論文または作文、実技検査を実施する高校もある。エンカレッジスクールとして指定された都立高校6校は、学力検査を実施しない。
第一次募集において、学力検査問題を自校で作成する高校は、全日制が日比谷・戸山・青山・西・八王子東・立川・国立・新宿・墨田川・国分寺の10校。自校で作成した学力検査問題3教科（国語・数学・英語）と都立高校共通問題2教科（社会・理科）で行う。なお、国際は自校で作成した学力検査問題1教科（英語）と、都立高校共通問題4教科（国語、数学、社会、理科）で実施する。
2023年度入試については、コース制・単位制を除く全日制普通科全108校で男女別定員制の緩和を実施する他、推薦に基づく入試と学力検査に基づく入試（第一次募集・分割前期募集）においてインターネット出願を導入。学力検査に基づく入試では、「中学校英語スピーキングテスト（ESAT-J）」の結果を活用して選考を行う等、大きく変更となる点がある。
募集案内ではそれぞれの変更点について詳しく説明している他、入試出願書類一覧、各学校の入試実施方法一覧等を掲載。「都立高等学校入試Q＆A」では、自己PRカードの記入方法や調査書点の算出方法等も紹介している。
