日能研は「学ぶチカラテスト」を2022年12月4日に開催する。小学2～5年生が対象。申込みは、Webサイトまたは電話にて。申込締切は、Webサイトが12月2日午後8時、電話が12月3日午後6時までとなる。参加費無料。
日能研は、「知識・技術」「運用力」「私力（わたくしりょく）」という3つの要素で「学力」を明確する「3軸モデル」という考えを生み出している。「知識・技術」は、学びを通して獲得していくコンテンツ、「運用力」は、持っている知識や技術を使いこなすチカラ。「私力」は、知識や技術の運用を推進しながら、考え、判断し、表現し続けようとするチカラとしている。
テストは「学力を測るだけのもの」ではなく、「学びの道具」として活用することをねらいとしている。問われた知識を答えるだけのテストではなく、「自分の考えをつくって表現できる」「取り組んでいる瞬間を『学んでいる瞬間』にできる」という思いを込めてつくられている。学びの中でこそ、未来を切り拓くチカラを育むことができるという考えのもとで「知識・技術」だけではなく「運用力」や「私力」を評価する。
「学ぶチカラテスト」は、「公平性・平等性」を超える、新たな価値をもったテストで、「私」と出あい、仲間を感じられるテスト。記述問題には、考えたことを自由に表現する問題が出題される。子供たちが記述で答える問題には、結果だけでなくプロセスを評価するときに用いられる評価方法の1つである「日能研ルーブリック」を採用する。
問題と向き合う中で、さまざまな情報から「なるほど！」「どうして？」を見つけるチカラ（課題発見力）、見つけ出した課題に自分ごととして向き合うチカラ（課題設定力）、課題を論理的に検証していくチカラ（課題解決力）の3つの視点で、子供たちの「考える」を可視化する。そして、ルーブリックが示す「熟達度レベル」と照らすことで、「できていること」と「次へのステップ」が明らかとなり、必要なことが自分で考えられるようになるという。
テスト終了後は、DI採点システムを使って答案用紙をその場でスキャニングし、受験者へ返却。答案用紙がすぐに手元に戻ってくるため、テストに向き合ったときの気持ちが残っているうちにテストの「振り返り」が行いやすく、子供の学びがさらに広がるとしている。
また、個人向けWeb情報サイトのＮポータルで、当日の子供たちの採点答案や成績等の情報を得ることができる。テストの翌日には試験結果を確認でき、また、いつでもどこでも学びが続くように、スキャニングした答案にコメントを入れフィードバックを行っている。さらに、仲間の記述例も掲載されるため、たくさんの刺激を感じることもできるという。
テスト実施エリアは、北海道、首都圏、愛知、岐阜、関西、中国、四国、九州、沖縄。申込みは、Webサイトまたは電話にて受け付ける。Webサイトの場合は、受験希望教室と学年を選択し、フォーム入力を行う。電話の場合は、Webサイトにて受験希望教室の受付時間を確認し申し込む。手続き終了後、申込みをした教室から受験票が郵送されるため、試験当日に持参する。
試験当日には、子供がテストを受けている間に保護者会が開催される。各教室のスタッフが「私立中高一貫校のこと」や「子供の教育について」等、大切にしていることを伝える機会となっている。
◆日能研「学ぶチカラテスト」（保護者会同時開催）
試験日：2022年12月4日（日）
対象：小学2～5年生
科目：国語・算数・総合
※出題範囲は設けない
参加費：無料
試験時間：【2年生】国語・算数 各30分、総合25分【3・4・5年生】国語・算数・総合 各40分
申込方法：Webサイトまたは電話にて
申込締切：【Webサイト】12月2日（金）20:00／【電話】12月3日（土）18:00
当日の持ち物：えんぴつ（3～5本）、消しゴム、受験票
