スポーツ参加市場は横ばい、観戦市場36.9%増と復調

 「2022年スポーツマーケティング基礎調査」によると、スポーツ参加市場は2021年から横ばい、スポーツ観戦市場は前年(2021年)比36.9%増と復調したことがわかった。

趣味・娯楽 高校生
2022年スポーツマーケティング基礎調査
2022年スポーツマーケティング基礎調査 全 5 枚 拡大写真

 「2022年スポーツマーケティング基礎調査」によると、スポーツ参加市場は2021年から横ばい、スポーツ観戦市場は前年(2021年)比36.9%増と復調したことがわかった。

 「2022年スポーツマーケティング基礎調査」は、マクロミルと三菱UFJリサーチ&コンサルティングの共同企画として実施。調査対象は全国の15歳(中学生を除く)から69歳のマクロミルの調査専用パネルで、男性1,000人・女性1,000人の計2,000人。調査期間は2022年9月16日~9月19日の4日間。調査は2004年から開始し、今回で19回目。

 過去1年間のスポーツ活動への参加にかかる支出を対象とした、スポーツ参加市場規模は1兆1,082億円で、前年(2021年)と比べてほぼ横ばいだった。しかし、過去1年間にスタジアム観戦した人は全体の13.4%で、前年(2021年)比36.9%増の3,827億円となった。スポーツ観戦市場は新型コロナウイルス感染症前(2019年)の4,139億円には届かないものの、復調していることがわかる。

 また、SNSによるスポーツ関連情報の投稿率は20.7%で、利用しているSNSはTwitter、Instagramが多い。閲覧する人は55.3%でYouTubeの利用が多かった。閲覧する人の約2割がスポーツ関連インフルエンサーの投稿をチェックし、そのうち約7割がインフルエンサーの投稿に影響されて何らかの行動をした経験があると答えた。

 プロ野球ファン人口は、2,099万人で前年(2021年)比179万人減。サッカーJリーグファン人口は、788万人で昨年(2021年)比90万人減となった。好きなスポーツ選手は、大谷翔平選手が第1位、三浦知良選手が第2位、池江璃花子選手が第3位に。米大リーグで活躍している大谷翔平選手は、5年連続で好きなスポーツ選手の第1位に選ばれている。


《藤本ゆう子》

【注目の記事】

この記事の写真

/

特集