電気暖房機「ゼロ距離・ほったらかし」火災注意

 製品評価技術基盤機構(NITE)は2022年11月24日、本格的な冬を迎えるにあたり、使用頻度が増える電気暖房器具として、「こたつ」と「電気ストーブ」による火災の危険性を注意喚起した。

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電気こたつの事故
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 製品評価技術基盤機構(NITE)は2022年11月24日、本格的な冬を迎えるにあたり、使用頻度が増える電気暖房器具として、「こたつ」と「電気ストーブ」による火災の危険性を注意喚起した。

 NITE(ナイト)は経済産業省所管の独立行政法人として、製品事故に関する情報を調査、分析し、再発防止やリスクの低い製品開発に向けて必要な情報を発信している。NITEに通知された製品事故情報では、2017年度から2021年度の5年間に「こたつ」と「電気ストーブ」の事故は347件発生しており、そのうち26件は死亡事故となっている。

 電気暖房器具は、火を使わないため安全に見えるが、可燃物がヒーター部に接触したことによる火災「ゼロ距離火災」や、電源を切らずにその場を離れたり、電源コードの異常を放置したりしたことによる火災「ほったらかし火災」が発生している。

 こたつ、電気ストーブの気を付けるポイントとして、可燃物と接触しないように距離を取り、衣類等を乾かさないことをあげている。さらに、就寝時や外出時に電源プラグをコンセントから抜いておく。電源コードの破損がないか点検する他、電源コードは踏まない、引っ張らない、折り曲げない。定期的に清掃を行い、ほこりを取り除いたり、リコール対象になっていないか確認することが大切としている。

 NITEのWebサイトでは、こたつに「布団を押し込んで発火」した事故映像を掲載。こたつに布団を押し込んだことによりヒーターユニットと接触して発火したようすを再現している。その他、電気ストーブの近くで乾かしていた洗濯物が接触し、発火した事故の再現映像等も掲載し、注意喚起している。


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《田中志実》

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