秋田県は2022年12月1日、2023年度公立高等学校入学者選抜に係る新型コロナウイルス感染症に対応したガイドラインを公表した。感染または感染の疑いにより、1次募集の学力検査等を欠席した志願者には「追検査」「追々検査」を実施する。
新型コロナウイルス感染症に対応した受検実施のガイドラインでは、各検査会場の衛生管理体制の構築にあたり、望ましい内容・方法等について整理している。事前準備では、検査室や面接室における座席間の距離の確保や検査室等の机、椅子の消毒、別室の確保、新型コロナウイルス感染染症に関連した問合せ等への対応等をまとめている。
さらに、検査日当日の検査会場入場時の対応、検査室ごとの手指消毒の実施、受付後および検査開始後に発熱・咳等の症状が現れた受検者への対応、昼食時の対応等について明記。検査当日の感染防止対策として、受検者は「健康確認自己申告書」に必要事項を記入し、検査日当日の受付時に、志願先高等学校に提出する。「健康確認自己申告書」はWebサイトに掲載している。
また、濃厚接触者および学校が特定する自宅待機対象者に認められ、健康観察のため自宅待機を要請されている者のうち抗原定性検査結果が陰性かつ検査日当日も無症状の者は受検を認める。抗原定性検査キットが入手できない場合は、無症状であることを十分に確認すること。無症状の濃厚接触者等として受検を希望する場合は、速やかに在籍する中学校等に相談する。
新型コロナウイルス感染症への感染または感染の疑いにより、3月7日に実施する1次募集の学力検査等を欠席した志願者への対応として、「追検査」を3月10日、および「追々検査」を3月17日に実施する。追検査および追々検査については、国語、社会、数学、理科、英語の5教科の学力検査および個人面接とし、志願先の高等学校を会場に、3月7日実施の学力検査等と同じ日程で実施する。詳細はWebサイトで確認できる。
秋田県教育庁高校教育課は、受検者や保護者に対し、受検に向けての体調管理に万全を期すようにお願いしている。検査日の1週間前から検査日前日までに発熱・咳等の症状が見られる受検者は、あらかじめ医療機関に電話で相談したうえで受診すること。その際、可能であれば受検者自身で抗原定性検査を行うことが望ましいとしている。また、受検の可否については、医師の助言に基づいて受検者および保護者が適切に判断することを求めている。
