東京都は2023年3月31日、東京都立大学とエジプト日本科学技術大学（E-JUST）が3月29日に包括学術交流協定（MoU）を締結し、E-JUSTにおいて調印式を行ったと発表した。アラブ諸国の大学との協定は、都立大初だという。
エジプト日本科学技術大学（E-JUST）は、エジプト政府の要請に基づく日本政府による国際協力機構（JICA）を通じた協力のもと設置された大学。
2022年11月の小池東京都知事のエジプト訪問を契機とし、東京都立大学とエジプト日本科学技術大学（E-JUST）トップ層の相互訪問や意見交換を重ね、今回の協定締結に至った。今回の協定では、東京都立大学とエジプト日本科学技術大学（E-JUST）が学術交流や学生交流の連携を進めることを目的としているという。
交流メニューでは、学生を相互に受け入れる教育プログラムや講義・共同研究等を行う教員の相互派遣、シンポジウム・研究情報の交換等を実施する。具体的な連携内容については、今後検討を進めていく予定。
東京都立大学ではこのような取組みを通じ、今後の発展が期待されるアフリカ大陸の国々等、世界各地の大学と交流を深めていくことでグローバル化を一層推進し、広い視野と豊かな国際感覚をもつ人材の育成につなげていくとしている。
