家庭でネットに接続して利用している機器は、小学生低学年で2.8個、小学生高学年・中学生は3.3個だったことがNTTドコモ モバイル社会研究所の調査で明らかになった。
モバイル社会研究所は、関東1都6県の小中学生とその親を対象に、2022年11月に「親と子に関する調査」(回答数600)を実施。今回、家庭内でインターネットに接続し利用する機器についてレポートをまとめた。
小中学生が家庭でインターネットに接続して利用している機器について、家庭用ゲーム機は約6割接続して利用していることがわかった。テレビも5割程度インターネットに接続し、利用している。また、通信教育などで利用するICT機器も1割程度利用。これらをあわせて、小学生低学年では1人あたり2.8個、小学生高学年・中学生では約3.3個インターネットに接続した機器を利用していた。
子供専用の機器でインターネットに利用しているものについては、小学生低学年では学校から貸与されたタブレット・パソコンが48%ともっとも多く、ついでゲーム機、スマートフォンと続いた。小学生高学年も学校から貸与されたタブレット・パソコンがもっとも多く66%となり、ついでゲーム機、スマートフォン。中学生はスマートフォンが80%ともっとも多く、ついで学校から貸与されたタブレット・パソコン、ゲーム機となった。
平均すると、ネットに接続されている自分専用の機器は小学生低学年1.4個、高学年1.9個、中学生2.1個となる。小学生低学年は何かしら1つ、高学年は学校から貸与された機器とスマホもしくはゲーム機を自分専用で所有。また、中学生はスマートフォンと学校から貸与された機器あるいはゲーム機を所有していた。子供は、スマートフォン以外に、学校から貸与された機器、ゲーム機、テレビなど、多くの機器を通してネットワークとつながっていることがわかる。
NTTドコモ モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果「ケータイ社会白書」をWebサイトに公開している。