「子供の話す言葉が『ヤバい!』『マジ?』ばかりでこのまま大人になってしまったら心配と言っているお母さんやお父さんが多い」というひとことがきっかけで生まれた『マンガで笑って、言葉の達人!超 こども言いかえ図鑑』(川上徹也・小川晶子著)は、2023年7月4日にGakkenから刊行された。
リセマムではGakkenの協力により、『マンガで笑って、言葉の達人!超 こども言いかえ図鑑』の一部を6回にわたって紹介する。今回は、第5章より抜粋する。
キャラクター紹介

第5章

上品な言葉・1
「めんどうくさい」ときはなんて言う?
主役の姫に立候補する人がいないので、「どうやって決めるかを、話し合いましょう」と言う先生。

使ってみよう!
「わずらわしい」
→ 面倒くさくて気が進まない。
うまくやるには手間がかかったり、いろいろと悩む必要があったりして、大変だからできればさけたいというときに使う言葉だよ。複雑で細かいという意味もあり、「わずらわしい手続き」のように使う。
【例文】
兄弟で同じようなくつしたをたくさん買ったため、ペアを探すのがわずらわしくなってしまった。
【別の表現もあるよ!】
「だるい」は、疲れなどで体を動かすことが大変だったり、何もする気が起きなかったりするときの言葉だが、「かったるい」と同じように面倒で気が進まないという意味で使うこともある。「億劫(おっくう)」は、面倒で気分が乗らないことを言う言葉。「厄介(やっかい)」は、手間がかかったり悩む必要があったりして面倒なこと。「厄介な問題」というように使う。

MISSION5 式部さんからの挑戦状!天気や時をあらわす言葉

【ヒント】
「小春日和」は、秋から冬にある、春のようなあたたかい天気のこと。「きつねの嫁入り」は、晴れているのに小雨が降ること。天気雨は不思議な現象なので、きつねに化かされていると感じたことからこう言うのだろう(いろいろな説がある)。「あけぼの」は、夜が明け始めるころ、空がうっすらと明るくなってきたころをさす言葉。「たそがれ」は夕方のうす暗いころ。「たそがれる」は夕方になるという意味だが、悲しみや物思いにしずむたとえとしても使われる。
【答え】
1.小春日和 2.きつねの嫁入り 3.あけぼの 4.たそがれ