子供のネット利用1位はYouTube…小6を境にマイクラからLINEへ

 小中学生のネット利用最多はYouTubeで、2位は小学5年生まではマインクラフト、小学6年生以降はLINEであることが、教育ネット総合研究所が2023年8月2日に発表した調査結果から明らかとなった。

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ネットサービス利用率(小学1~3年生)
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 小中学生のネット利用最多はYouTubeで、2位は小学5年生まではマインクラフト、小学6年生以降はLINEであることが、教育ネット総合研究所が2023年8月2日に発表した調査結果から明らかとなった。

 お助けネット「ネット利用における実態調査」は、教育ネット支援自治体の小中学校の児童生徒2万8,930人の有効回答から、ICT機器の所有やサービス利用、利用時間について調査したもの。調査期間は、2022年4月~2023年2月。

 全学年でもっとも多く利用されているのはYouTube。小学1年生では88%、中学3年生は98%と高い利用率となっている。2位は、小学1年生から5年生まではゲームのマインクラフトだが、小学6年生からはマインクラフトよりもLINEの利用率が高くなり、中学生では8~9割と多くの生徒がLINEを利用していることが明らかとなった。

 X(旧Twitter)、Instagramは小学1~3年生までは5%以下だが、中学1年生では約3割、中学2年生では約5割、中学3年生では約6割と学年が上がるにつれ利用率が高くなる。一方、TikTokは小学1年生も10%の利用があり、中学2年生までX(旧Twitter)、Instagramよりも利用率が高いことがわかった。

 教育ネット総合研究所は、情報教育に関する実態調査・解析・研究を行う研究組織。同調査など情報教育に関する実態調査や、インターネット依存に関する支援、プログラミング教育に関する研究など幅広い活動を行っている。

《川端珠紀》

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