関西学院大「はだしのゲンから平和を考える」企画展11月

 関西学院大学は「『はだしのゲン』から『平和』を考える」と題した企画を開催する。2023年11月15日から30日まで絵本「はだしのゲン」の複製原画展、21日と22日にアニメ映画の上映会、24日に講演会を実施する。いずれも申込不要、参加費無料。

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「『はだしのゲン』から『平和』を考える」チラシ表
「『はだしのゲン』から『平和』を考える」チラシ表 全 2 枚 拡大写真

 関西学院大学は「『はだしのゲン』から『平和』を考える」と題した企画を開催する。2023年11月15日から30日まで絵本「はだしのゲン」の複製原画展、21日と22日にアニメ映画の上映会、24日に講演会を実施する。いずれも申込不要、参加費無料。

 2023年は漫画「はだしのゲン」が週刊少年ジャンプに連載されて50周年の年にあたる。同作は、漫画家・中沢啓治氏が自らの被爆体験をもとにした自伝的作品で、主人公のゲンが、どのような逆境でも前を向いて懸命に逞しく生き抜いていく姿が多くの読者に勇気を与えている。ロシアによるウクライナ軍事侵攻などによって、世界で核兵器の脅威が高まっている中、平和を実現する思いと行動に連なるために「『はだしのゲン』から『平和』を考える」と題して一連の企画を開催する。

 11月15日から30日まで、西宮上ケ原・神戸三田の両キャンパスにおいて絵本「はだしのゲン」の複製原画展を実施。21日と22日にはアニメ映画「はだしのゲン」および「はだしのゲン2」の上映会を西宮上ケ原キャンパスで行う。

 また、24日は講演会「はだしのゲンが伝えたいこと」を西宮上ケ原・神戸三田の両キャンパスで開催する。講師はANT-Hiroshimaの渡部朋子理事長。渡部氏は、「映画『はだしのゲンが伝えたいこと』は、漫画家・中沢啓治さんが、漫画『はだしのゲン』のストーリーのもとになった自らの被爆体験を克明に語ったドキュメンタリー映画です。『踏まれても、大地にしっかりと根をはり、まっすぐに伸びる麦のような人間になれ』という『はだしのゲン』のテーマは、中沢さんが渾身の力を込めて、子供たちへ贈る永遠の平和のメッセージでもあります。聞き手、企画者としてこの映画製作にかかわった私の経験を皆様と共有し、さらに中沢さんの戦争や原爆への怒り、命の大切さやかけがえのない家族への思いを皆様とご一緒に考えたいと思います。」とコメントしている。なお、講演会は一部の内容を除き、後日同学Webサイトなどでの録画配信を予定している。

◆「はだしのゲン」複製原画展
会期:2023年11月15日(水)~30日(木)
場所:
・西宮上ケ原キャンパス 大学図書館エントランスホール
・神戸三田キャンパス アカデミックコモンズインフォメーションホール

◆映画上映会
【はだしのゲン】
日時:11月21日(火)17:00~
会場:西宮上ケ原キャンパス大学図書館(B1F)ホール
上映時間:85分
【はだしのゲン2】
日時:11月22日(水)17:00~
会場:西宮上ケ原キャンパス大学図書館(B1F)ホール
上映時間:86分
申込:不要
参加費:無料

◆関西学院大学主催2023年度秋季人権問題講演会「はだしのゲンが伝えたいこと」
開催日:11月24日(金)
会場:
・11:10~12:50 神戸三田キャンパスII号館102教室
・15:10~16:50 西宮上ケ原キャンパス中央講堂
申込:不要
参加費:無料

《中川和佳》

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