東京都生活文化スポーツ局は2023年12月22日、東京都内所在の私立高等学校の2024年度初年度納付金についてとりまとめ、「令和6年度 都内私立高等学校（全日制）の学費の状況」として公表した。都内私立高校232校の内、71校が値上げを実施。値上げ率は最大で18.9％増。
2024年度の初年度納付金は、入学年度における授業料、入学金、施設費および学則上のその他納付金について調査。都内私立高校232校の結果をとりまとめた。
対象校のうち、初年度納付金（総額）の値上げをした学校は71校で、全体の30.6％にあたる。学科・コースごとにみると、延べ82校が値上げしており、値上げ率の内訳は「5％以上」30校、「4％以上5％未満」8校、「3％以上4％未満」10校、「2％以上3％未満」9校、「1％以上2％未満」17校、「1％未満」8校。
値上げ額の高い学校（学科・コース）をランキング形式でみていくと、1位は「啓明学園（普通）」で、値上げ額は18万5,000円（値上げ率18.9％）。ついで、2位は12万円の同額で「八王子実践（普通）」（同14.4％）「東洋大学京北（普通）」（同12.4％）、3位「青山学院高等部（普通）」10万円（同8.6％）、4位「淑徳巣鴨（普通）」9万6,000円（同11.8％）、5位「國學院大學久我山（普通）」9万円（同9.3％）だった。なお、高校で生徒募集を行わない生徒非募集校はランキングに含まれていない。
2024年度都内私立高校の学費の状況については、東京都Webサイトに掲載。初年度納付金の高い学校や低い学校、各校の学費一覧も見ることができる。
◆値上げ額の高い学校（学科・コース）ランキング
1位「啓明学園（普通）」18万5,000円
2位「八王子実践（普通）」12万円
2位「東洋大学京北（普通）」12万円
3位「青山学院高等部（普通）」10万円
4位「淑徳巣鴨（普通）」9万6,000円
5位「國學院大學久我山（普通）」9万円
