3千人に聞いた「MOE絵本屋さん大賞」2023年ベスト30

 白泉社が主催する「第16回MOE絵本屋さん大賞2023」が2023年12月28日に発表された。1位は柴田ケイコ「パンどろぼうとほっかほっカー」が受賞。部門賞では、新人賞とファーストブック賞1位をjuno「やぎさんのさんぽ」がW受賞した。

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パンどろぼうとほっかほっカー
パンどろぼうとほっかほっカー 全 3 枚 拡大写真

 白泉社が主催する「第16回MOE絵本屋さん大賞2023」が2023年12月28日に発表された。1位は柴田ケイコ「パンどろぼうとほっかほっカー」が受賞。部門賞では、新人賞とファーストブック賞1位をjuno「やぎさんのさんぽ」がW受賞した。

 MOE絵本屋さん大賞は、月刊MOEが全国の絵本専門店・書店の児童書売り場担当者3,000人にアンケートを実施し、もっとも支持された絵本30冊を決定する年間絵本ランキング。島田ゆか氏が描きおろした「ぶーちゃんとおにいちゃん」がシンボルキャラクターとなっている。

 第16回MOE絵本屋さん大賞2023の1位は、柴田ケイコ「パンどろぼうとほっかほっカー」、2位はヨシタケシンスケ「メメンとモリ」、3位は柴田ケイコ「パンダのおさじと フライパンダ」。ついで4位は田中達也「おすしが ふくを かいにきた」、5位キム・サングン「星をつるよる」、6位たてのひろし「ねこ と ことり」、7位ヨシタケシンスケ「ぼくはいったい どこにいるんだ」、8位たなかひかる「すしん」、9位しおたにまみこ「いちじくのはなし」、10位キューライス「ニンジンジン」と続いた。

 12月28日発売のMOE2月号では、1位を受賞した柴田ケイコ氏のインタビューをはじめ、受賞作家が寄せたコメントが掲載されている。「パンどろぼうとほっかほっカー」は、遠い山の向こうに住むお客さんに、ほかほかのパンを届けたいパンどろぼうの物語。パワフルな車屋の女の子、こぶたさんに相談したところ、新たな相棒・キッチンカーが登場する。

 柴田ケイコ氏は、「1作目の「パンどろぼう」で2位をいただき、もう大賞を取ることはないだろうと思っていたので、聞いたときはとても感激しました。前作までは世界観の範囲が狭かったんですが、もう少し世界を広げていきたくて、パンをもっと遠くへ届けようとキッチンカーを登場させました」とコメント。インタビュー全文は誌面に掲載されている。

 部門賞では、新人賞とファーストブック賞1位をjuno「やぎさんのさんぽ」がW受賞した。ファーストブック賞の結果はkodomoe2月号(1月6日発売)で詳しく紹介するとしている。

◆第16回MOE絵本屋さん大賞2023
1位 柴田ケイコ「パンどろぼうとほっかほっカー」
2位 ヨシタケシンスケ「メメンとモリ」
3位 柴田ケイコ「パンダのおさじと フライパンダ」
4位 田中達也「おすしが ふくを かいにきた」
5位 キム・サングン、訳:すんみ「星をつるよる」
6位 たてのひろし「ねこ と ことり」
7位 ヨシタケシンスケ「ぼくはいったい どこにいるんだ」
8位 たなかひかる「すしん」
9位 しおたにまみこ「いちじくのはなし」
10位 キューライス「ニンジンジン」

《いろは》

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