「看護・保健・医療系」1位は…2023学部系統別実就職率ランキング

 大学通信は2024年1月31日、「2023年学部系統別実就職率ランキング(看護・保健・医療系)」を公開した。1位は実就職率100%で、6大学が並んだ。続く7位は高崎健康福祉大・保健医療学部、8位は九州栄養福祉大・リハビリテーション学部がランクイン。1位の6大学は大学通信のWebサイトより確認できる。

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2023年学部系統別実就職率ランキング【看護・保健・医療系】
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 大学通信は2024年1月31日、「2023年学部系統別実就職率ランキング(看護・保健・医療系)」を公開した。1位は実就職率100%で、6大学が並んだ。続く7位は高崎健康福祉大・保健医療学部、8位は九州栄養福祉大・リハビリテーション学部がランクイン。1位の6大学は大学通信のWebサイトより確認できる。

 ランキングは、医科・歯科の単科大などを除く全国749大学を対象に今春の就職状況を調査。565大学から得た回答(2023年10月10日現在)をもとに、系統別に学部実就職率上位校をまとめた。実就職率(%)は、「就職者数÷(卒業生数-大学院進学者数)×100」で算出。文部科学省が推奨する「就職率=就職希望者数に占める就職者の割合」と区別するため「実就職率」という表記を用いる。なお、算出方法が異なるため、各大学が公表している就職率と異なる場合がある。

 ランキングには、卒業生数が80人未満の小規模学部、通信教育学部、2部・夜間主コースのみのデータは未掲載。東京大などデータを未公表、または未集計の大学・学部も掲載していない。大阪公立大は統合前の大阪市立大と大阪府立大の実績を掲載している。

 「看護・保健・医療系」ではトップ30校をランキング。1位は私立6大学が実就職率100%で並び、その中でも看護学部が強さをみせつけた。また30位が実就職率97.7%と、ほかの学部と比べて高く、就職に強い学部系統といえる。

 トップ6校に続く、7位は実就職率99.3%の高崎健康福祉大・保健医療学部。看護学科と理学療法学科の2学科を備え、チーム医療を担うことのできる看護師、保健師、養護教諭および理学療法士の養成を目指している。8位は実就職率99.1%の九州栄養福祉大・リハビリテーション学部。同学部は理学療法学科と作業療法学科の2学科制。リハ学部専用の約7万5,000平方メートルの広大なキャンパスに充実した環境と設備を備え、4年間の豊富なカリキュラムと実習で国家試験受験資格と学士を取得する。

 9位は実就職率99.1%の東邦大・看護学部。多彩な教養科目を配置し、「生きる」(生命・生活・人生)を支える土台を作る。また、急性期医療を提供する付属病院での実習や東京都大田区との強固な連携および15領域で支える看護実践に加え、英語も第二外国語も学べる充実した語学科目で国際的視野の育成を図る。10位は実就職率99.0%の摂南大・看護学部。徹底した少人数教育で、講義と実習を連動させたカリキュラムを編成、知識や技術の向上をサポートする。さらに薬学部との連携で、薬の知識も習得。地域医療と連携した教育体制を整え、これからの医療を担う人材を育成する。

 大学通信のWebサイトでは、看護・保健・医療系実就職率ランキング1位の6大学を確認できるほか、このうち2大学についてはランキング結果に結びついた分析を含め紹介している。

2023年実就職率ランキング「看護・保健・医療系」1位は?

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《川端珠紀》

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