中学生79%がスマホ所有…小中で持たせた理由トップ3は?

 NTTドコモのモバイル社会研究所は2024年3月11日、2023年11月に実施した親と子に関する調査の中から、小中学生のスマホ・キッズケータイ所有理由を公表した。小中学生にスマホを持たせた理由のトップ3は、「緊急時の連絡」「子供から欲しいと言われた」「子供のいる場所把握」となった。

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【小中学生】スマホを持たせた理由(複数回答)
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 NTTドコモのモバイル社会研究所は2024年3月11日、2023年11月に実施した親と子に関する調査の中から、小中学生のスマホ・キッズケータイ所有理由を公表した。小中学生にスマホを持たせた理由のトップ3は、「緊急時の連絡」「子供から欲しいと言われた」「子供のいる場所の把握」となった。

 モバイル社会研究所は2023年11月、関東1都6県の小中学生とその保護者を対象に「2023年親と子の調査」を実施し、600の回答を得た。その結果、小学生低学年で18%、高学年になると42%、中学生では79%が自分専用のスマホを持っていることがわかった。そこで、どのような理由でスマホを持たせたのか聞いたところ、最多は「緊急時の連絡」50%となった。ついで「子供から欲しいと言われた」35%、「子供のいる場所把握」31%と続く。

 スマホを持たせた理由を、持たせた時期別にみていくと、小学生からスマホを持たせた場合は「緊急時の連絡」がもっとも高い結果となった。男女で比較すると、女子が「子供に欲しいと言われた」が男子より10ポイント高い。中学生からスマホを持たせた場合も、「緊急時の連絡」がもっとも多いが、「子供に欲しいと言われた」も4割を超えている。また女子は「友達が持ち始めた」も4割を超えている。

 キッズケータイを持たせた理由は、「緊急時の連絡」が7割を超え、「子供の居場所の把握」も半数近い結果となった。

 子供に関する調査結果は「モバイル社会研究所白書2023年版」でも紹介しており、子供に関する調査結果だけではなく、ICT利用状況全般の調査結果を閲覧できる。

《中川和佳》

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