アジア太平洋情報オリンピック、金4名・銀3名メダル獲得

 第18回アジア太平洋情報オリンピック(APIO 2024)が2024年5月18日~19日、オンラインで開催され、日本代表選手全員がメダルを獲得した。金メダルは筑波大学附属駒場高校の生徒ら4名、銀メダルは灘高校の生徒ら3名が受賞している。

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第18回アジア太平洋情報オリンピック(APIO 2024)
第18回アジア太平洋情報オリンピック(APIO 2024) 全 2 枚 拡大写真

 第18回アジア太平洋情報オリンピック(APIO 2024)が2024年5月18日~19日、オンラインで開催され、日本代表選手全員がメダルを獲得した。金メダルは筑波大学附属駒場高校の生徒ら4名、銀メダルは灘高校の生徒ら3名が受賞している。

 アジア太平洋情報オリンピック(APIO)は、アジア太平洋に位置する国・地域が交互にホストとなって開催する国際情報オリンピックに準じた地域大会。競技では、与えられた課題に対する性能の良いアルゴリズムを設計しプログラムとして適切に実装することが求められる。各国から参加できる選手数は、大会ごとに異なるが通常は60名程度で、各国参加者のうちの成績上位6名タイまでが国の代表選手とみなされる。また、金メダルは各国代表選手の成績上位およそ12分の1、銀メダルは12分の2、銅メダルは12分の3の割合で与えられる。

 第18回アジア太平洋情報オリンピックは中国が主催し、36か国・地域から286名が参加した。日本は参加者28名。このうち成績上位の7名が日本代表選手として参加し、全員がメダルを獲得した。

 金メダルは、筑波大学附属駒場高校2年の太田克樹さん、関口勇音さん、同校3年の林涼太郎さん、武蔵高校2年の松葉大和さんの4名。銀メダルは、筑波大学附属駒場高校1年の筧敬介さん、灘高校3年の尼丁祥伍さん、宇部工業高等専門学校3年の池本悠生さんの3名が受賞。文部科学省は今回の成績を踏まえ、7名全員に文部科学大臣特別賞を贈ることを決め、6月4日にWebサイトで公表している。

 アジア太平洋情報オリンピックは、新型コロナウイルス感染症が拡大した2021年以降完全オンラインで開催。競技規則では、競技時間中の参考資料の閲覧やインターネット検索が許可されている。ただし出題問題は単純な知識を問うだけの問題は出題されず、高難度なものばかりとなっており、完全オンラインでの開催を前提とした運営がなされている。

《川端珠紀》

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