【中学受験2025】【高校受験2025】親和中・親和女子高「共学部」25年4月新設…男子受け入れへ

 神戸最古の女子校である親和中・親和女子高校(兵庫県神戸市)は2024年6月18日、2025年4月より従来の女子校「女子部」に、男子と共に成長を促す「共学部」を併置することについて、記者発表を行った。中高一貫校としては初(自校調べ・申請中)となる見込み。

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親和中学校、中高一貫「共学部」誕生
親和中学校、中高一貫「共学部」誕生 全 4 枚 拡大写真

 神戸最古の女子校である親和中・親和女子高校(兵庫県神戸市)は2024年6月18日、2025年4月より従来の女子校「女子部」に、男子と共に成長を促す「共学部」を併置することについて、記者発表を行った。中高一貫校としては初(自校調べ・申請中)となる見込み。

 記者発表では、冒頭で親和学園理事長・山根耕平氏が、学校改革の趣旨について解説。少子化など加速度的に変化する社会に対応するため、学校のあり方も変化していく必要がある中で、親和中・親和女子高校では「女子部」と「共学部」の併置という新しい教育システムにより、「スクールイノベーション」を起こしたいという。

 ついで、親和中学校校長・中村晶平氏が、今回の改革に至った経緯、新しい学校像について説明。「女子部」も「共学部」も目指すところは同じであるが、達成するための環境・過程が異なることで将来の人材育成に大きな差異が生まれ、自分を伸ばしやすい環境に身を置き、人間力を付けてくれることに期待すると語った。

 また、入試広報部の織田香中子教諭(理科)からは、親和中・親和女子高校の教育について、2024年度から今後の展望について紹介。今年度から改編した「スーパーサイエンスコース」「スティーム探究コース」「グローバル探究コース」が目指す実践的・探究的な学びの特長や、2024年度に指定を受けたSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の取組み事例に触れ、今後の新しい教育として今年度からスタートしていることを説明した。

 最後に、親和中学校と教育連携する開智学園理事長であり、親和学園の学園長に就任した青木徹氏が、新しい親和中・親和女子高校が「名門復活」を目指し、スローガンとして「共学トップ校になる」ことを力強く宣言した。

 なお、親和中・親和女子高のWebサイトでは、山根理事長による説明要旨「親和中学校のスクール・イノベーションについて」が、PDFで確認できる。

《木村 薫》

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