さやか星小学校「変な校則」掲出…霞が関駅6/28-30ほか

 さやか星小学校は、「教育のあたりまえを変えていく。」という同校のメッセージに基づいた一風変わった決まりごとを「変な校則」と名付けて、長野県・軽井沢駅で2024年6月24日から30日、東京・霞が関駅で6月28日から7月4日まで掲出する。

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「変な校則」掲出イメージ
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 さやか星小学校は、「教育のあたりまえを変えていく。」という同校のメッセージに基づいた一風変わった決まりごとを「変な校則」と名付けて、長野県・軽井沢駅で2024年6月24日から30日、東京・霞が関駅で6月28日から7月4日まで掲出する。

 さやか星小学校は2024年4月に長野県佐久市に開校した、ひとりひとりの発達段階や学習進度にあわせたデジタルテクノロジーを駆使したパーソナライズ学習の提供と、多様な子供同士の関わりによって相手を想いやる心を育むために行動分析学を用いた教育を実践する小学校。「変な校則」は、教育に関わるすべての人に向けて、現在の「教育のあたりまえ」に対する一石を投じる狙いをこめて行うもの。

 現在の日本の教育は「成績が良い子」「勉強が良くできて頭が賢い子」「品行方正な子」など高偏差値でいわゆる優等生な子供が評価されやすく、1つの「ものさし」(シングルものさし)で測られることが多いのが現状。しかし、本当に子供たちの育ちに資する教育とは、1つのものさしだけで評価するのでなく、ひとりひとりの強みや個性を伸ばし、多様なものさしで子供の可能性を発見すること。同校では、これを「マルチものさし」と呼んで、「教育のあたりまえを変えていく。」というメッセージを発信してきた。今回、そのメッセージに基づいた、従来の小学校とは異なる新しい教育方針・カリキュラム・ルールなど、さやか星小学校の一風変わった決まりごとを「変な校則」と名付けて交通広告を中心に公開する。

 掲出する「変な校則」は、「授業で脱線します」「教師が『教える』のをやめます」「みんなに同じ宿題は出しません」「通知表はありません」「親も学びの当事者です」「子供の『からかい』を問題視します」。「変な校則」を紹介しているそれぞれのデザインでは、子供たちが未来への羅針盤となる「星」に向かいながらも、新たな世界へ飛び出していく3つのようすを描いている。「変な校則」の詳細説明では、さやか星小学校の教育方針・カリキュラム・ルール、そこにこめた想いなども紹介している。

《中川和佳》

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