【大学受験2025】山形大大学院、新設専攻で「デジタルチャレンジ特待生」募集

 山形大学大学院理工学研究科は、2025年4月に開設する「数理情報システム専攻」の推薦入試合格者を対象に「デジタルチャレンジ特待生」を募集する。条件を満たし特待生と認められると返還を要さない奨学金を支給。採用予定人数は15人程度。

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数理情報システム専攻「デジタルチャレンジ特待生」概要
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 山形大学大学院理工学研究科は、2025年4月に開設する「数理情報システム専攻」の推薦入試合格者を対象に「デジタルチャレンジ特待生」を募集する。条件を満たし特待生と認められると返還を要さない奨学金を支給。採用予定人数は15人程度。

 山形大学大学院理工学研究科は、情報とデジタルの知を集結し、地域のデジタル・イノベーションをリードする「数理情報システム専攻」を2025年度(令和7年度)に設置する。新専攻では情報科学や数理・データサイエンスの深い専門知識を修得し、リアル空間とサイバー空間の融合領域技術を活用した社会課題の解決をリードする高度情報専門人材を育成する。

 このたび、新専攻推薦入試入学者のうち、条件を満たす者を「デジタルチャレンジ特待生」として募集し、特待生と認められた者に対し奨学金を支給する。優秀な学生が新専攻に積極的に入学し、円滑かつ有意義な学修を行い、修了後に山形県や東北地方などの企業、行政機関、研究機関などでのイノベーションの担い手として活躍することを期待するもの。

 「デジタルチャレンジ特待生」の応募資格は、2025年度山形大学大学院理工学研究科「数理情報システム専攻」推薦入試合格者で、デジタル関連分野へのチャレンジ精神が旺盛である者。学業優秀でかつ品行方正である者。奨学金は、給付であり返還を要しない。また、募集条件として世帯年収の制限はなく、修了後の進路に制約条件はない。

 なお、入学料免除・猶予および授業料免除・猶予制度、返済不要の給付型奨学金、貸与型奨学金の併用可となっている。ただし、ほかの奨学金の中には併用を認めないものもあるため確認が必要となる。

 採用人数は15人程度。内訳は高等専門学校専攻科からの入学者が5人程度、大学(山形大学以外の大学含む)からの入学者は10人程度。奨学金額は年額40万円、給付時期は最大2年間。ただし、2年目の継続基準として、博士前期課程1年目の成績がGPA≧3.00あるいは、成績上位2分の1以上のいずれかを満たすこと(GPAは「山形大学工学部履修要項」に準じて算出)。1年目は入学前年度の3月末まで、2年目は2年次の4月末までに給付する。

 また、特待生の義務として、 在学中に初等中等教育段階の学校との連携に関する取組みに参加すること(たとえば高等学校における情報教育に関する実践授業への支援や、小中学校におけるプログラミング学習などの出前授業の実施への参加)。

 応募書類および応募方法などについては、「令和7年度(2025年度)山形大学大学院理工学研究科数理情報システム専攻推薦入試合格者」宛に合格通知とともに知らせる。

《田中志実》

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