国立工学系大 人気ランキング2024…受験者数・倍率・辞退率

 2024年度大学入試の入試結果を振り返り、国立工学系大学の受験者数や実質倍率、入学辞退率をまとめた。志願者数がもっとも多かったのは東京工業大学で、実質倍率がもっとも高かったのは京都工芸繊維大学となった。

教育・受験 高校生

advertisement

国立工学系大人気ランキング2024「志願者数」
国立工学系大人気ランキング2024「志願者数」 全 4 枚 拡大写真

 2024年度大学入試の入試結果を振り返り、国立工学系大学の受験者数や実質倍率、入学辞退率をまとめた。志願者数がもっとも多かったのは東京工業大学で、実質倍率がもっとも高かったのは京都工芸繊維大学となった。

 河合塾によると、国公立大入試の中心である前期日程の志願者数は前年比100%、後期日程で同100%、中期日程でも同98%といずれも前年並みとなった。学部系統別にみると、「工」は前年比100と変わらず、近年注目の情報系「総合・環境・情報・人間」の「情報」では志願者が前年比107%と増加したが、「工」系統の「通信・情報」は同96%と減少している。

 リセマムでは、「電農名繊」と学校群の略称で呼ばれる電気通信大学、東京農工大学、名古屋工業大学、京都工芸繊維大学と、東京工業大学、九州工業大学、室蘭工業大学、北見工業大学の工学系大学8校をピックアップし、受験者数や実質倍率、入学辞退率をまとめた。各数値は代々木ゼミナールがWebサイトで公開している「2024年度入試結果」を参考にした。

 8大学のうち、志願者数がもっとも多かったのは東京工業大学4,961人、ついで名古屋工業大学4,386人、東京農工大学4,153人、電気通信大学4,115人と続いた。

 受験者数がもっとも多かったのも東京工業大学3,758人、ついで名古屋工業大学3,153人、東京農工大学2,892人、電気通信大学2,805人、京都工芸繊維大学2,372人となった。

 実質倍率は京都工芸繊維大学が3.683倍ともっとも高く、ついで東京工業大学3.426倍、電気通信大学3.380倍、東京農工大学3.154倍、名古屋工業大学3.035倍。

 入学辞退率は、東京工業大学0.9%がもっとも低く、ついで九州工業大学7.5%、東京農工大学7.5%、名古屋工業大学7.8%、京都工芸繊維大学7.9%の順に低かった。なお、入学辞退率は、合格者数と入学者数との差の、合格者数に対する割合を算出した。

各項目での順位は以下のとおり。
◆志願者数トップ8
1位 東京工業大学
2位 名古屋工業大学
3位 東京農工大学
4位 電気通信大学
5位 京都工芸繊維大学 
6位 九州工業大学
7位 北見工業大学
8位 室蘭工業大学

◆受験者数トップ8
1位 東京工業大学
2位 名古屋工業大学
3位 東京農工大学
4位 電気通信大学
5位 京都工芸繊維大学 
6位 室蘭工業大学
7位 九州工業大学
8位 北見工業大学

◆実質倍率トップ8
1位 京都工芸繊維大学
2位 東京工業大学
3位 電気通信大学
4位 東京農工大学
5位 名古屋工業大学
6位 九州工業大学
7位 室蘭工業大学
8位 北見工業大学

◆入学辞退率(低い順)トップ8
1位 東京工業大学
2位 九州工業大学
3位 東京農工大学
4位 名古屋工業大学
5位 京都工芸繊維大学 
6位 電気通信大学
7位 室蘭工業大学
8位 北見工業大学

《田中志実》

advertisement

【注目の記事】

この記事の写真

/

advertisement

特集